「五条悟から8年間逃げた女」【呪術廻戦】

お仕置き猫ちゃん ページ14

.


五条side



駆けつけた頃には既に呪霊は祓われていて、真希の傷口は複雑な結界術で塞がれていた。


こんな独特で高度な結界術は残穢を見なくとも誰のものか一目瞭然だった。



補助監督「す、すいません五条さん、止められなくて…一体、何者だったんでしょうか？」



五「んーーー、猫じゃない？」


補助監督「ねこ？」


狗「おかかぁ！！」(人間だった！！)


五「あはは、じょーだんじょーだん。棘、相手の顔見た？」


狗「しゃ、しゃけ…」(み、見たけど…)


五「フーン、じゃあその記憶消してね！」


狗「ツナ！？」(え！？)



今日帰ったら色々聞かないとなぁ、あとお仕置き、かな



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


Aside



『ただいまーーーーーっはぁ！』



ぼふっと家に帰ってソファに倒れ込む。両脚をバタつかせながら今日の余韻に浸った。


両手をワキワキさせながら大きなため息を吐く。



『はぁぁぁあっ、あのグシャって感覚ｯｯさいっこーだったｯ…！』



はゎ〜っと呪霊が潰れる感覚を思い出しながらうっとりする。



『…はっ！、ダメダメ、もう呪霊は祓わないの！また高専の連中に見つかったら次こそ連れ戻される…！こき使われるのはもう懲り懲り！…今日のこと五条にバレるかなぁ…「もうバレてるよ♡」あーもうバレてるのかぁ…』






って、



『っっぁ「はい叫ばなーい」ﾝｰ!ﾝｰ!』ﾓｺﾞﾓｺﾞ



いつの間に！！


うつ伏せになっていた私の上にはいつのまにか五条が跨っており後ろから口を塞がれた。



五「Aちゃん今日は楽しかった？大好きな大好きなお祓いできて余韻に浸ってるところ悪いけど僕結構怒ってるんだよね〜」


『！！！んっんー、んー！』


五「え、なんでかって？オマエが無防備に高専の人間の前に出るからだよ。傑の次は棘と真希？まぁ真希は気絶してたから見てないけどね」



妬いちゃうな〜と言う五条に反抗しようと押さえられた指を噛む。



五「アッハ、ほんとに猫じゃん！かっわい〜、こんなの痛くも痒くもねぇよ♡」



そう言うと五条は私の口の中にその指を突っ込んできた。



『ﾝｸﾞッあっ、やっっ、んぅ、…』



歯並びをなぞられたり舌を掴まれたりして吐きそうになる。きもちわるい…っ



五「ごめんなさいは？勝手に高専の人の前に出てごめんなさいって、賢いから謝れるよね？」


『ご、ごめんなひゃっ、かっへに、しちゃっへ、ごめんなひゃいッ』




五「ん、いいこ」



.

天職だからこそ→←お人好し

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す