限りなく純情に近い執着 ページ12
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五条side
今僕の腕の中にいるのは8年間触りたくて触りたくて仕方なかった藍染A。
『ねーもういいでしょ、離して五条』
五「ん?まだダメ♡」
ギギギ、と離れようとする彼女をもっと強く抱きしめるとその力がふっと抜けた。僕を拒絶するフリして心底安心しきっているのがダダ漏れである。
地方任務だって言わなかったことはわざとだ。優しいAなら遅くなれば心配してくれる。この前もアイマスクを行きたくないはずの高専に届けてくれた。結果傑に見られてしまったけど。
五「それにしてもさぁ…」
『…なに?』
こんなにかかるとはなぁ…8年は予想外だ。
『え、なんで黙るの?』
五「ん?こっち向いてA」
?と素直に上目遣いになりながらこっちを向くA。ハーーーーーーこれでよく未経験貫き通せたな。今すぐにでもぐちゃぐちゃにしてやりたいのに、無理矢理するとまた逃げられちゃうからガマンガマン。
ちゅうっと頬にキスをする。はは、これだけで真っ赤っかだ。
『ごごご、五条!ちゅーしていいなんか言ってない!』
五「ぐはぁ…っ」
ちゅーとかぎゅーとかいちいち可愛いんだよオマエ。ほんとにアラサーなの?学生で時止まってんじゃん。
五「可愛いねーA、本当に可愛い」
ちゅ、ちゅ、ちゅ、とおでこや瞼に"ちゅー"をする。回数が増えるたびにもっと赤くなるのが愛おしい。
ねぇ、A、なんでいなくなっちゃったの?オマエはバカだよね、何も気付いてない。でもそれすらも愛おしいと思えるくらいの8年間だったんだよ。今度はもう…
『ぅあ、もう…良いからっ、寝よ!布団出してあげるから!』
五「え〜一緒に寝ようよ!五条さんが添い寝してあげる!今日ずっと不安だったんでしょ?」
『遠慮します!「良いから良いから♡」うわぁっ』
Aを強く抱きしめたままゴロンっとベッドに寝転んだ。最初は小さな抵抗があったが余程疲れてしまったのかスヤスヤと寝息を立て始めた。誰にも触らせなかった彼女が僕相手に安心しきっているのが独占欲をさらに煽る。
僕の胸の位置にある彼女の頭に顔を近づけ、すーーっと息を吸いため息をつく。
五「今度はもう…」
『んぅ…?』
五「あは、オマエは僕のこと大好きなんだね〜」
離さないよ
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紡木かなえ(プロフ) - 。さん» あらら! ブラウザ版からログインして設定するとできるはずです!試してみてください! (2022年3月3日 19時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やややっぱり見れないかもしれませんね...フィルターはこちらの問題ですかね (2022年3月3日 17時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - 。さん» まじですか泣 題名は【五条悟から8年間逃げた女(R)】です!もしかしたらフィルターがかかっているかも知れませんね… (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - souさん» ありがとうございますー!!!嬉しいです! (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 絶対に作品見つけれる気がしません(泣) (2022年3月2日 20時) (レス) @page41 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紡木かなえ | 作成日時:2022年2月19日 15時