51話 ページ3
「じゃあ皆。少しの間本丸のことよろしくね」
主様が移動装置の前で見送りに来てくれた
刀剣等に声をかける。
「あぁ、任せておけ。 主も気をつけるのだぞ」
「鶴丸、A！くれぐれも主の顔に泥を塗るような行いは‥」
「ちょっと長谷部君 小言はそこまでにしてよ。 鶴さん、しっかりね」
「あぁ、悪いな光坊」
私はそんな様子を一瞥して主様の隣に黙って並んだ。
「じゃあ、行きましょう」
グラリと景色が揺れ 白い空間の中を
歩きはじめた。
「こちらは審神者会受付でございます。
本丸ナンバーを入力してください」
主様が画面に入力しenterを押すと
扉がゴゴゴと、開く。
ステージが奥にあり、至る所に食べ物がのった机が置かれている。
もう、多くの審神者とその刀剣達で賑わっていた。
「スゴいわね。私、こんな豪華なの初めてだわ。 この服変じゃないかしら」
と、不安そうに尋ねるので私は微笑んだ。
「主様より美しいモノなどこの世にはありません。大丈夫ですよ」
「A は口が上手いんだから。さぁ2振りとも 美味しい料理を堪能しましょう」
「やっぱり主は色気より食い気だよなぁ」
鶴丸さんが呆れたように言った。
ーー
「よお！ よく来たな！」
入った途端に主様は色々な審神者の方に囲まれてしまう。
そして、何故か年配の男性の方が多い。
そういえば、長谷部さんが行く前に主様は
年配のベテラン審神者様に好かれやすいのだと言っていたな。
彼等にとって主様は可愛い娘のように思えるのだと。
「先輩方、ご紹介致します。私の本丸に来て下さいました、西洋の刀ティル ヴィングです。」
その瞬間、周りにいた審神者の視線が一斉集まった。
「宜しくお願いいたします。」
名乗りを告げて軽く会釈をする。
「おおー！！！君が、あの一振りのみ鍛刀の刀剣女士か！ よく手に入ったなぁ！」
「ほんと、やるじゃないか。流石が俺の弟子だな！」
「お前の弟子じゃないだろうが。だが、見守ってきた審神者が立派になってワシは嬉しい」
「ちょっと！主！ 何、涙ぐんでんのさ！」
「そうですよ先輩！ 何故泣くんですか！」
かけられる言葉に、主様は愛されているのだと実感する。
今更ながら良い主様の元に呼ばれて良かったと思った。
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華音(プロフ) - 初めまして、刀剣乱舞大好きで一通り読ませて頂きました♪泣いたり笑ったりとても楽しかったです。ただ所々ですが誤字脱字やヒロインの名前が変換されてない個所が全体的に多かったので^^;ご報告させて頂きますね。 (2022年1月15日 14時) (
レス) @page43 id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - こだぬきさん» 本当にありがとうございます。以前のコメントもとても励みになりました。感謝の気持ちでいっぱいです。 (2019年8月15日 9時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - 藍花さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたのなら何よりです、 (2019年8月15日 8時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - anao10さん» そう言ってもらえて嬉しいです。私も鶴丸対決は書いてて楽しかったです。 新作も書きました、是非興味があれば読んでみて下さい。 (2019年8月15日 7時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます！その後の話はもう書いてあるので、また載せていこうと思います！ (2019年8月15日 7時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏子メロンパン | 作成日時：2019年6月25日 18時
