38話 ページ40
「移動装置まで送るぞ、と言いたいところだが‥ 迎えが来たぞ」
「えっ」
振り向いて彼の目線の先を追う。
そこには鶴丸国永が立っていた。
「さぁてと、頑張れよティル !」
と、国永は手を振って去っていく。
私はお礼を言って 鶴丸さんの方へ向かった。
冷たい視線で見つめられるが意を決して
謝罪の言葉を述べる。
「さっきは叩いてごめんなさい。
あ、あといきなり駆け出して、め、迷惑かけてごめんなさい」
勢いよく頭を下げた。
しかし、彼は何も言わなかった。
頭を上げてピクリとも動かない鶴丸さんの様子を伺う。
「あの、 鶴丸さん?」
「‥んだ、‥‥きのは‥」
「え?」
「なんだ、さっきのは。 」
「何って、この前お会いした主様の先輩の貴方です。 お知り合いだと思っていたんですが」
「違う! さっきの顔のことを言っているんだ」
「か、顔?」
「あの鶴丸と笑いあっていただろう!」
「確かに笑ってはいましたけど」
「君はこっちが探している時に、呑気に他所の鶴丸と交流か。俺への当てつけか?」
「ち、違う! 国永とは、偶然会って 話をしただけで」
「はっ、国永だと? 随分仲良くなったもんだな。 この前も ずっと向こうの俺と話していたんじゃないのか」
「それは‥」
「 当たりかよ。 」
「と、とにかく! 今回は私に比があった。
買い物も鶴丸さんが全部してくれたし。
それに関しては本当にごめんなさい」
それを言ったら更に顔をしかめられる
何が何やら、一体どうすれば良いのか分からなかった。
ごめんなさい国永、 前途多難です。
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杏子メロンパン(プロフ) - ありがとうございます。そう言って貰えてとても嬉しいです。 (2019年6月22日 19時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の0 - やべぇ・・・・・・やべぇ←私の好みにドンピシャだぜぇ・・・・・!(*´∇`*)更新ファイト!(*≧∀≦*) (2019年6月22日 18時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
アズマ - この物語の少しシリアスな感じが好きです!これから影ながら応援させていただきます! (2019年6月22日 15時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - そらまるさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 面白いです(^^)更新楽しみにしています(^^) (2019年6月22日 1時) (レス) id: 01606349cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2019年6月20日 18時