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14話 ページ16

今日は私にとっての初陣である。
他の刀剣は全てカンスト済み、あんな偉そうなことを言っておいて足手まといになるのは目に見えているが必ず強くなって見返してやろう! なんとしてでも耐えるんだ!
そう意気込んで 戦闘服に着替えた。
銀の甲冑、マントをつけ髪を縛っていた紐ほどき腰の上のあたりに巻きつけて縛る。
服は問題ないのだが 靴が問題なのだ。
膝まで隠れる銀のブーツ 、しかもヒールつき。
… 靴だけ変えたいな、滑りそう。
一通り着替えて襖をガラッと開けると

「早くしろ」
と、さっそく眼に入る鶴丸さん‥

うわ、 何故か目眩がしだしたよ。
時間はまだあると思っていたのだが‥
来てしまった以上仕方がない。
靴は諦めるか。
私は少し前を歩いている鶴丸さんを追いかけた。


「遅いんだけどー、着替えるの時間かかりすぎじゃない?」

「…すみません」

この刀は確か昨日女はーとか言った奴の1人
加州清光さんだったはず‥ 多分。
昨日のこともあり、 チラリと一瞥して
目を逸らした。
その拍子に乱さんとバチリと目が合うしかしすぐにそらされてしまう。
人間の体はこういう所が面倒だと思う。刀の時には感じなかったドロドロとした胸の痛みが私を苦しめた。


「さぁ 愛されるためにがんばりますか」
極の加州さんの言葉と共に
乱さんがバッと飛び出し先制攻撃をきめる
それに続いて骨喰さんと鶴丸さんと続く
初陣はほとんど私は何もせずにS勝利が続いた。
特に蛍丸さんが一気に倒してしまうため私の方には敵が来ない。
本当に強い。彼の腕のどこにそんな大太刀を振るう力があるのか
最後、ボスに到達した時 奴らはそれぞれ四方八方に散らばり一体を一振りが負うことになった。
私が追ったのは打刀だった。
初めて刀を合わせる悍ましい雰囲気に剣を握る手の力が強くなる。
グアアアーー と叫び向かってきた。
ガキンと、振り下ろされた刀を受け止め流す。

「 クソっ」

ザシュッと勢いよく斬りつけた。
しかし、打刀は後ろに少し下がったと思ったら まるできいていないように、また向かってくる。
やっぱり攻撃力が‥足りないか‥
また刀を受け止めるが今度はズッと足を滑らせ体勢を崩した。
ヒールがちょうど 少し大きめの不安定な石にのってしまったらしい。

「あっ‥」
自分に隙が出来て当然敵も見逃すはずはなく

ヤバイと思った時には刀はもう目の前に迫っていた。


ーーザシュッーー

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杏子メロンパン(プロフ) - ありがとうございます。そう言って貰えてとても嬉しいです。 (2019年6月22日 19時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の0 - やべぇ・・・・・・やべぇ←私の好みにドンピシャだぜぇ・・・・・!(*´∇`*)更新ファイト!(*≧∀≦*) (2019年6月22日 18時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
アズマ - この物語の少しシリアスな感じが好きです!これから影ながら応援させていただきます! (2019年6月22日 15時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
杏子メロンパン(プロフ) - そらまるさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2019年6月22日 5時) (レス) id: 590e18d332 (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 面白いです(^^)更新楽しみにしています(^^) (2019年6月22日 1時) (レス) id: 01606349cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2019年6月20日 18時

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