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第六話 ページ21

「俺の妹を傷つける奴は、柱だろうが何だろうが許さない!!」
「ハハハハハ!そうかいよかったなァ!!」
「やめろ!!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ」

冨岡さんの言葉に、不死川さんは一瞬止まる。
だがすぐに竈門くんに刀を振るったが、それを跳んで避けて、不死川さんに頭突きを食らわせた。
私が居た場所から近いこともあり鈍い音が聞こえた。

「うわぁ、痛そう‥」

思わずそう呟いていた。
どさりと両者が倒れると同時に、脇でブフッと吹き出す音がする。
甘露時さんが顔を手のひらで庇って小さい声で、すみません‥と呟いた。
その間に竈門くんは移動して、手放された箱の前に構える。

「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!!」

凄いな、この子。言っちゃったよ。

その啖呵に完全に頭に血が上ったのであろう不死川さんがぶっ殺してやると、立ち上がろうとした時、お館様のお成りです!という声が二人の動きを止めた。

後ろの襖が開かれてお館様がゆっくりと姿を現す。

「よく来たね。私の可愛い剣士たち」

私は一番隅で柱の方達と同じように頭を垂れた。

「おはよう皆。今日はとても良い天気だね。空は青いのかな?
顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えられたこと、嬉しく思うよ」

改めて思った。
なんで此処にいるんだろう?
時間を間違えたとかじゃないよね。
もしそうなら、あの鴉、焼き鳥にしてやる。

ぼんやりとしていた竈門くんが不死川さんに無理やり頭を下げさせられているのが見えた。

「お館様におかれましてもご壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます」
「ありがとう実弥」
「恐れながら、柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明頂きたく存じますが宜しいでしょうか」

淡々と不死川さんはそう言った。
別人ですか?何か憑依しました?
誰だお前は。
と、思うが本人である。
竈門くんも似たようなことを思っていたのだろう、凄く失礼なことを考えていそうな顔をしていた。
うん、気持ちは分からないでもないよ。

お館様は、そうだね と言った後に
この兄妹のことは容認していたのだとはっきりと告げる。

「2人のことはね、皆にも認めて欲しいと思っている」

当然のことながらこの場の空気は揺らいだ。
お館様の言うことであれど反対者はいるだろう。私だって人を襲わない鬼だなんて信じられない。

1番最初に口を開いたのは、悲鳴嶼さんだった

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- とても面白いです!!続編楽しみにしてます!! (2020年6月5日 9時) (レス) id: a49d59262b (このIDを非表示/違反報告)
花浪(プロフ) - いつも楽しみにしています!とても面白いです!続編でも頑張ってください!! (2020年5月31日 22時) (レス) id: ade9f5ce10 (このIDを非表示/違反報告)
- (個人の予想ですけど)侍さん多分継国縁一ではないかって思うのです (2020年5月22日 0時) (レス) id: 08cfac3417 (このIDを非表示/違反報告)
花浪(プロフ) - 額に痣と虚無が着物着たような人で分かりましたww 更新いつも楽しみにしています!頑張ってください!! (2020年5月9日 0時) (レス) id: ade9f5ce10 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ好きです!以前からあなたの小説を拝読していましたが、今回も凄いですね!!更新頑張ってください! (2020年5月6日 14時) (レス) id: 60842cb6dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏子メロンパン | 作成日時:2020年5月4日 20時

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