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その日以来､
私は色々な事に追われて
La tormentaに行けない日々が続いた｡
やっと行けたのはあの話を聞いてから
1か月以上経った日だった｡
｢久しぶり､元気にしてた？｣
｢まぁまぁかなぁ…忙しくって｡｣
｢仕事､大変なんだね｣
私はその質問に答えず､鞄から封筒を取り出した｡
｢見て？｣
｢…願書？｣
｢そう､専門学校の願書｡｣
彼は私が話し出すのを待ってくれた｡
｢私､やりたい事ないなんて嘘｡｣
｢え？｣
｢昔から看護師になりたかったの｡｣
小さい頃からなりたかった看護師｡
年を重ねるに連れ､無理なんじゃないかと勝手に諦めていた｡
だけど､やってもないのに…
そう思わせてくれたのは潤だった｡
｢会社はもう辞めて来たの｡｣
｢良かったの？｣
｢潤､応援しててよ｣
もう後悔したくないの､という私の言葉に
彼はにこにこ笑って言った｡
｢頑張って､A｡｣
｢…ありがと､頑張る｣
私はこの日を最後にLa tormentaに行くのを辞めた｡
看護師になるために､しなければならない事が山積しているから｡
潤の応援を無駄にしたくないから｡
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作者名：きょん | 作成日時：2017年11月9日 22時
