兄弟ということ｡Part3[完結] (ページ23)

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日常｡2 ページ23

食卓を囲むのも｡

7年経っても変わらない｡

｢んじゃ～いただきます！｣
｢｢｢｢いただきます！｣｣｣｣

皆で夕飯を食べるのも｡

最近は夜勤でいないさぶや
企画部の方で忙しく残業してたじろ兄や
広告ﾃﾞｻﾞｲﾝで夕飯抜いて考えてたいち兄がいない｡
そんな事もあったけど､
久々に皆いるということに
俺は無性に嬉しくなった｡

｢聞いて､今日しろ､らぶれたぁ貰ってた！｣
｢五郎だって告白されてたじゃん｣
｢いちくん…こんなﾓﾃた？高校の時｡｣
｢んや？さぶは？｣
｢…そんな事は…｣

兄ちゃん3人がしみじみと青春時代を振り返ったり｡

｢今朝起きたら､しろがいなくて寂しかった！｣
｢何それ､じろちゃん､しろと寝たの？｣
｢じゃあ今日は俺がしろちゃんと寝る！！｣
｢やぁだよ！！じろ兄もさぶも寝相悪いもん！｣
｢じゃあ俺と寝よう！｣
｢五郎と安眠させて！！！｣

なんてふざけたり｡

ちゃんと向き合う事が出来て良かったって思うんだ｡