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日常｡side四郎 ページ22
家に着いて
｢｢ただいま〜｣｣
って言っただけで2階から
さぶが駆け下りて来た｡
｢お帰り､しろちゃん､五郎！！｣
｢暑い〜｣
｢うっとうしい〜｣
ｸｽｸｽ笑いながら俺は五郎の鞄を持って2階へ
五郎は買い物袋を台所へ持って行った｡
｢しろちゃん､風呂沸かしたよ！入ろ！！！｣
ほらやっぱりって目で合図して
五郎が笑って｢僕夕飯の準備してる｣って答えた｡
｢高2にもなって兄貴と風呂なんか
普通入りませんよ？｣
｢じゃあしろちゃんは普通じゃないんだね！｣
｢違うわ､さぶが誘って来るんでしょうよ｣
｢やだ､何か言い方がやだ｣
｢その発想を持つ方が嫌ですけどね！？｣
7年前から変わらない風呂も｡
｢暑い…｣
って言いながら台所の五郎の作る姿を見ながら
水を飲むのも｡
｢ただいまー｣
ってじろ兄が帰ってきて台所に直行してくるのも｡
｢たぁだいまぁ〜｣
って気の抜けた声で帰ってきたいち兄を
｢お帰りいち兄！！｣
って俺が出迎えるのも｡
何も変わってない｡
だけど､あの頃とは違うんだ｡
｢飯出来るから運んで〜｣
五郎の言葉で全員が用意するところも､｡
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作者名：きょん | 作成日時：2015年1月26日 11時
