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時の流れ｡2 ページ19
さぶは､っていうと｡
普通科の高校に行って専門学校に行く方が
さぶに合ってるんじゃないかって
担任の先生に言われて
地元の高校(俺らが通ってるとこ)に行って
隣町の専門学校にﾁｬﾘで毎日通ってた｡
そして去年､国家試験を受けて
今年の春から病院で勤務を始めた｡
小児科の看護師として必死に働いている｡
｢今日､さぶ兄､夜勤明けだよね？｣
｢あぁ〜そっか｡
じゃあ今頃寝てんのか｡｣
｢夕飯､ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞか唐揚げかどっちにしようか｣
｢ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ｡｣
｢さぶ兄､夜勤明けだよ？｣
｢大丈夫､あの人も子供舌だから｡｣
｢しろには言われたくないと思うよ｣
さぶは小児科で重症の子供達を看る度に
とても辛そうな顔をする｡
でもそれは家でだけ｡
子供達の前では明るい太陽みたいな笑顔をしてた｡
夜勤もある仕事で昔より話す事は減ったけど…｡
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作者名：きょん | 作成日時：2015年1月26日 11時
