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表情｡side一郎 ページ13
五郎の隠し事を聞いて､
俺は本当に周りを見てなかったなぁと
反省した｡
｢しろちゃん､辛かったね…｣
三郎が自分の事の様に辛そうな表情をして
四郎を抱き締めた｡
泣きそうな表情の四郎は五郎の方を向いた｡
｢ごめん､五郎｡
俺…五郎を守ってやるって思って
内緒にしとけって言ったのに…｡
五郎の気持ち､考えてなかったね…｡｣
｢しろの気持ちが分かってたから､
心読まれない様に頑張ってたんだよ僕｡｣
ふふって笑う2人にちょっとだけ安心した｡
あの双子は舞賀家の希望だから｡
｢僕…ちゃんと言うから｡
あいつらにしょうもない事すんなって｡
しろの事､僕も守りたいから｡｣
なんだか…五郎が末っ子の甘えたさんの表情から
ちょっとだけ｢男！！｣って感じになったなあって
嬉しさ半分･寂しさ半分な複雑な心境に…
親戚のおっさんみたいになってるな，俺(笑)
｢しろちゃんと五郎の悩みは解決しそうだね｣
三郎が2人の頭を撫でて
俺の方に身体ごと向けた｡
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作者名：きょん | 作成日時：2015年1月26日 11時
