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意識｡side一郎 ページ2
｢……？｣
ﾋﾟｯﾋﾟｯという音に気付いて
俺は目を開けた｡
さっきまでは暗闇の中で
目を開けても何も見えなかったのに｡
今見えてるのは…白い…？
｢おはよう､舞賀一郎くん｡｣
声のする方を見ると白衣を着た…
いけめんっていうやつだな､この人｡
っていう感じの…
｢ここはどこか､分かるかい？｣
そのいけめんは俺に聞いた｡
｢…病院…？｣
この白い壁はきっと天井だ｡
この鼻につくにおいは消毒液だ｡
｢正解｡何故ここにいるか分かるかい？｣
…何で病院に…
何でだっけ？
｢覚えて…ません｣
｢そうか｡じゃあそれは後で話そうか｡｣
戸惑ったみたいな顔でもしてたのか｡
そのいけめんは俺の頭をﾎﾟﾝと撫でた｡
｢…あ､私は君の主治医になった東山です｡｣
そう言ってにこりと笑うと廊下の方を見て呟いた｡
｢…来たよ｣
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作者名：きょん | 作成日時：2015年1月26日 11時
