私が幸せになるまでの道筋 (ページ22)

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22.楽しかったよページ22

大我｢じゃあね､Aちゃん｣

A｢ま、待って！｣

何とか声を出して大我くんを呼び止める

A｢大我くんは私といて楽しかった？｣

大我｢楽しかったよ本当に｣

A｢それでもこの先一緒に居たいと思えなかった？｣

大我｢思ったよでも俺は弱いから｣

A｢それってどういう｣

大我｢じゃあねAちゃん本当にありがとう｣

そう言い残して大我くんは私の元を去った。

彼と会う機会が無くなった訳では無い。仕事では相変わらず顔を合わせている。でも前まで目が会うと必ず少し照れたように笑ってくれてたのに今はすぐ目が会うとそらさせてしまう。

何故か会いてしまった彼と私の距離。大我くんが私を幸せに出来ないとか弱いからとか言うのは何故なんだろう。その疑問だけが私の中に残った。

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A｢高地！ちょっといい？｣

高地｢なんだよいきなり電話してきたと思ったらどうせ大我のことだろ？｣

A｢うん、教えてくれる？｣

高地｢まぁ、言える範囲のことなら…｣