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19.最悪の再会 ページ19
大我くんと出かけるようになってから色々知った気がする。
トマトが好きなこととか絵が上手いこととかちょっと抜けてるとこもあるとことか自分の知らない大我くんを知る度に心が温かくなる。
と同時に少し苦しくもなる。あ〜こういう大我くんの姿を見た事のある人はどれだけいるんだろうとかそもそも私の見ている彼は本当の彼なのかとか重いことばっか考えてしまう。
A｢私ってこんな面倒くさいヤツだっけ｣
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ある日大我くんと待ち合わせしてる時いつもは大我くんの方が早いけど今日は珍しく私の方が早く待ち合わせ場所に着いた。
そこでスマホを触って待っていると...
｢もしかしてA？｣
この声を聞いただけでゾッとした。急に体が動かなくなって全身が凍るような感覚だ。私が大学時代に付き合っていた彼氏だった。元彼の中でもダントツで最低なヤツだった。
浪費癖があるし浮気もするでも別れるって言うと暴力暴言を吐きなかなか関係を切れないでいるところを周りの友達や高地に助けられてなんとか別れたのだ。あれ以上付き合ってたら私は完全におかしくなっていたと思う。
｢ねぇ､誰と待ち合わせしてんの？｣
A｢と、友達｣
なんとか声を絞り出す。
｢へぇ〜それって男？｣
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作者名：トマトちゃん | 作成日時：2024年3月27日 23時
