続き ページ2
俺の発言にみんな目を丸くしてびっくりしてる。
そりゃそうだよね、流石に俺らしくないかね。
いや、きょもの非常識さには呆れるんだよ!!
今まで甘やかしすぎてた、、
俺の発言の後、暫く間があった。
言わなきゃよかったじゃん、、、
そう思ってた時だった。
慎太郎「きょも、いつから具合悪かったとか言ってた??」
「え、」
不意の慎太郎の質問に言葉が出なかった。
そう言えば、きょもが具合悪かったの、いつからか知らないや。。
いや!でも、あの対応は非常識じゃん!!
許すわけが無い。
慎太郎「きょも、ここ1ヶ月間ずっと具合悪いんだよ?だけど、舞台の稽古だったり、ボイトレ自主的にやってたりしてて、なかなか休みが取れないから、気を付けてたはずの体調が狂った、って言ってた。それも知らなかったの?」
「は?俺がそんなにきょものこと知らないとでも思ってんの?バカにすんなよ、」
思ってもいないことを慎太郎に口走ってしまった。
でも、言ったことは消せない。
慎太郎を見ると、目に涙をためていた。
ごめん、、
慎太郎「そっ、か、」
それだけ言うと、慎太郎は楽屋を出た。
俺が悪いみたいになったじゃん、最悪。
きょものせいだから!!!!全部!!!
俺は怒りのあまり、きょもに電話をかけて怒ってるぞと伝えようとした。
でもそれを見てた北斗にはばかられた。
北斗「樹。京本に電話するのやめろ。」
「なんで、」
北斗「全部わかってんだよ」
“全部わかってる??”
北斗「京本に直接連絡したのも、最初京本がびっくりしてたけど、普通に会話してくれて。京本、ずっと頼ってたはずの樹に八つ当たりみたいになったのはすごく反省してた。しかも、自分の体調管理が悪かったが故にイライラしてたから本当に申し訳ないって泣いてた。んで、今日来れそう?って聞いたら、ごめん、しんどいから無理。って言われた。全部、樹に伝える予定だった言葉だったと思う。だけど、樹に馬鹿って言われて、迷惑って言われて酷く落ち込んでた。お前さ、本当に京本のこと知ってるの?知ってたらこんな酷いこと言えねぇよな?」
北斗の言葉は正論だった。
何も言えなかった。
言えない、いや、言い返せなかった。
俺が間違ってたんだ。
それと同時に、慎太郎を探しにジェシーが楽屋を出た。
俺と北斗の空間にしようと、気を使ってくれたのかもしれない。
本当に俺は情けない限りだ、、、
俺が無言になって俯いていると北斗が来てくれた。
ごめんね。みんな。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:炊き込みご飯 | 作成日時:2020年5月24日 1時