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「で、審査は通ったって連絡きてその日に。
2週間後の最終に向けてAちゃん曲作ってたんですけど、なかなかいいのが浮かばなかったらしくって」
「学校にも行く時間ないくらい追い詰められてた時に、いろんな人に''頑張って''って言われて、わかんなくなっちゃったらしいんです、自分が」
「頑張ってるのに、まだ頑張らなきゃいけないのかな、とか、まだ足りない?みたいに考えちゃって」
「寮から出て行って、家に帰っちゃったんですよ、前日くらいに。」
「だから、俺も速攻Aちゃん追いかけて、じーこに家を聞いてAちゃんちまで行ったんです」
「で、よく防波堤で歌うって言ってたから家の前にずっと座ってたら、Aちゃんでてきて、そのまま一緒に防波堤いったんです」
「で、初めて歌聞いて、感動して!ちょっと話して家まで送ったんですよ、」
「でも、頑張れって言いたけど、言ったらいけないって思ったら、なんて応援すればいいのか分からなくなって、全然言えなくて俺」
「頑張ってって、頑張ってる人に言う言葉じゃないから」
「たいした声もかけられない俺が情けなくなって、泣きました、Aちゃんがドア閉めた瞬間」
「お前、悩み事なんてないです!って顔して、いっぱいあんだな」
ってジェシー
「ありますよ!よく学校のみんなに、平野とAちゃんは分かり合ってる、信頼しあってるって言われるんですけど」
「多分、1番遠いですよ、おれたち」
「お互い、ダンスと歌で違う分野だから仲良くなれただけで、同じ分野だったら友達なんてなれてないです」
「なんかそういう学校なんですよね〜神保って。」
「お互い深く入ってこないから、安心できる関係ってだけで。俺はAちゃんのこと信頼してるし、だいすきだけど、Aちゃんはどうなんだろ」
「って、たまに考えますよ俺でも。まぁたまにですけど。自分が追い詰められた時に、そうやって考えちゃうんですよね〜」
って、笑ってみせる平野
「お前、今の笑い方あいつに似てる」
って、きょもが言う
「お前…」
「え!そんなことないですよ!はい、次は慎太郎たちの番!Aちゃんの話聞かせてください」
って平野
ちょっと引っかかる部分はありながらも、
「なんか重い話続くけど、Aがいなくなった時、おれらもやばかったよ」
って、平野にこの話をしようと思う
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晴 - めちゃめちゃ良かったです所々涙してました。いちごミルクにつられてます (2023年4月25日 22時) (レス) @page42 id: 6e74d30808 (このIDを非表示/違反報告)
1004jhonly(プロフ) - 凄いです、、夜中4時まで一気読みしちゃいました、、 (2021年5月5日 2時) (レス) id: 9f81d7b8f3 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 一気に読んでしまいました。とても面白くて涙腺崩壊しながらも読み続けてました。小説でこんなに泣いたのは始めてです。素敵な作品をありがとうございます! (2021年1月17日 2時) (レス) id: f8b80cce37 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました。 (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 夢中になり一気に読了しました。学生生活特有の恋のむずがゆさ、切なさ、そういったものに久しぶりに触れて昔に戻ったような気持ちになりました。そしてお話の中の京本くんに本当に恋したかのような気持ち…後遺症でプロローグ聞いたりいちごミルク飲んだりしてます。w (2020年7月31日 7時) (レス) id: 59109f0c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2020年5月9日 19時