私の声、君の歌声-4-

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「うわ、みんな早起きだね」

「なに？」

「フォロリクがすごい」


たろちゃんとかコーチとかジェスとか
とにかくフォロリクがすごい





それを許可しながらみんなの投稿を見ていく



体育祭とか、文化祭とか、日々の投稿




「うわ、懐かしい」

って思わず声に出てしまったのが、川あそびの時の写真



「なになに〜？」

って覗き込むじゅったん

「あー！それね！俺もお気に入り、俺も投稿してるの！ほら！」

ってじゅったん



「体育祭とか文化祭とか、楽しそうだね」


って何気なくこぼした言葉に無言になる3人





「え？あ、ごめん」








「いや、Aいなくてつまんなかったから。」

って真顔のほっくん

「俺らね、思った以上にAのこと好きみたい」

いないとね、落ち着かないってじゅったん









「え、泣くわたし」




ってあと少しでこぼれそうな涙






それを見た3人は


「え？え？」

「え、どすればいい？」

「え、ちょ」

ってパニック状態






そして溢れた涙を京本くんがハンカチで拭いてくれる



その間も、京本くんは

「え、拭くよ？」とか「え、メイク平気？」とか結構テンパってる






「あ、ありがとハンカチ、いい匂いだね」

って感想と


「今すっぴんだから平気」

って返す






涙が収まり前を向くと、こっちをガン見の3人



「え？」







「お前って、泣くんだね」

って京本くん





「俺も、泣いてるところ初めて見た」

「俺も」







「わたしを一体何だと思ってんの？みんな」








「いや、なんかさ、感情をあんまり表に出さないじゃん、嫌な顔とか、」

「そうそう、よく見るとたまに嫌な顔してるけどあんまり見ないよね」









「そう？こいつ分かりやすいじゃん。顔で」

さすがに泣くのは初めて見たけどって京本くん








「「え」」

って声がそろう2人




「え？」







「「やっぱすごいわ」」




そう言ってなにかを京本くんに耳打ちするじゅったん







「ばっ、おまえ！！！」


ってじゅったんに肩パンして顔赤くする京本くん









「あぁもううるさいお前ら」


ってわたしの手を取って店から出ていく京本くん









前のマックもこれあったよって頭は冷静に突っ込む

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