検索窓
今日:3 hit、昨日:79 hit、合計:743,822 hit

149 ページ49

夜の8時、ようやく重い腰を上げてお風呂に入り、今日初めてギターを触る









わたしから出てくる音楽は、どれも弾まないものばかり









あれ、わたしってなんのために歌ってるんだっけ


オーディションでもしグランプリ獲ったら?そのあとは?


グランプリ取れなかったら?そのあとは?









また、次のオーディション?



また、頑張らなきゃならないんだ









いや、だめだ、明日なのにオーディションは。

こんな暗いこと考えてちゃ









一応、冷静さはまだ保ててるみたい。


そうふと思い浮かんだ、防波堤









あそこで歌おう









そう決めて家から出ると









「うん、Aちゃんなら歌いに行くかなって」


「そう思った」


「予想通り!」









家の前に座ってたであろうティラノが立ち上がって言う





「え、ティラノ、どうしたの」





「ちょっと、個人情報の家を他の人に聞くのはどうかと思ったけど」

「Aちゃんに会いたくて、来ちゃった」




そう笑うティラノ



「元気なかったから、Aちゃん元気ないと、平野も悲しいです」




「…、ごめん」



「ごめんじゃないよ、女の子がそう簡単に、ごめんなんて言っちゃだめだよ」

「ありがとう、それでいいんだよ」






「ありがと、ティラノ」

「うん、全然いいよ」




「あ、今から歌いに行くんでしょ?ついていくね」

「聞かせてよ、Aちゃんの歌」





「1番のファンの特権てやつ??」


そう笑ってわたしの前を歩くティラノ









「ティラノ、防波堤、こっちだよ」

「お、まじか」


そう笑って走って戻ってくるティラノ









「おお、いい眺めだね」

「ね、ここ好きなんだ」


防波堤についてから、少しティラノとしゃべる









「なんで家がわかったの?」

「…、怒らないでね」

「内容による」

「…、じーこに聞いた」

「え、じーこって、向井康二?」

「…うん、だって緊急事態だったから」

Aちゃん、もしかしたら明日のオーディション来ないかと思っちゃってってティラノ


「そっか、じーこか。」

「余計なことは言ってないよ?」




「じーこ!Aちゃんの家教えて!何も言わずに教えて!最寄りついたから教えて!」

って言っただけってティラノ





「じーこびっくりしたよ絶対」

150→←148



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (565 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1125人がお気に入り
設定タグ:京本大我 , SixTONES , SnowMan
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃんちゅ(プロフ) - 久しぶりに一作目から見たら消されたページ多すぎて(涙)大好きな作品なのに〜 (3月24日 19時) (レス) @page50 id: b85d4cfa80 (このIDを非表示/違反報告)
meimei(プロフ) - 花男のイメージソングにもなっている大塚愛の『プラネタリウム』が脳内で流れてくるくらい、素敵なお話です! (2020年4月29日 0時) (レス) id: a13d06126a (このIDを非表示/違反報告)
mmm1279(プロフ) - 久々に素敵な作品に出会えて感動しています。更新楽しみにしています。 (2020年4月28日 0時) (レス) id: 66f076b2ba (このIDを非表示/違反報告)
おい田中 - 何か、更新日時が変わってるのに131までしか見れないんです。皆さんどこまで見てれますか? (2020年4月27日 23時) (レス) id: 5473afbb93 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ ? `*)(プロフ) - 久しぶりに占ツクにハマりました、もうこの作品の虜です!応援してます! (2020年4月27日 21時) (レス) id: 710bba1f12 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆず | 作成日時:2020年4月25日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。