私の声、君の歌声-2-

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次の日も、次の日も同じ毎日を繰り返して、精神的にも体力的にも限界に近かった


携帯見る暇なんてもちろん、、ご飯を食べる時間さえ十分になかった



そしてようやく最終日、初日と同じ歌詞を渡され、課題だと伝えられる








でも、2週間の地獄のトレーニングのおかげで、初日とは違った曲ができた。



13番の部屋は批判部屋と自分で名付けた。他の子は地獄部屋とかいってたけど。








ドキドキしながら部屋に入ると






「うん、いいじゃん」

って言われるから、あ、やってきたことは間違いじゃなかったんだって、

そのたった一言で嬉しかった








小澤先生にも、よくがんばったって褒められた


また来なさいと言われたけど、それは苦笑いで流した






全てのレッスンが終わってあと2日は担任が観光の時間をくれた



「大阪ならたこ焼きか？？」

沢山食ってこいよ、土産もわすれんなよって



だからとりあえずみんなのお土産買って、観光の1日目を終えた。



そこで、ずっと使ってなかった携帯を2週間ぶりに触ると、充電がなくなっていたから

充電器を挿す





明日の夜に帰るから、荷造りをしてシャワー浴びてベットにダイブ



あぁ、2週間あっという間だったなぁって考える。

ご飯すら食べる時間なかったし、日々批判部屋でメンタルやられるし、本当に逃げ出そうかと思った


でも逃げ出す勇気がないから、とことん自分の小ささに絶望した





でも最終日には形になったから、ほんとに、来てよかったなって

ほかの生徒の子たちも、同じオーディション受けるみたいだし、刺激になると思って連絡先まで交換するくらい仲良くなった



みんなもうそれぞれ地元に帰ったから私だけかな、大阪にいるの。



東京に住んでる子には、また集まろうって約束してばいばいした





そんなことを考えてると、携帯が復活したから電源を入れる









「うわ、えぐ」







通知の数がえげつなかった




スクロールしていくと、たくさんの名前の中から





京本大我





っていう文字に目がいく




あれ、LINE交換してたっけ？

とりあえず内容を見てみる




6月14
京本大我お前、平気なの?

6月20
京本大我今どこにいんの?

今日
Aごめん、連絡遅くなった


今日30日だから、16日も無視してたことになるってなって焦ってたら








着信：京本大我

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