76 ページ26
朝起きて、レストランで朝食のビュッフェにちょっと興奮して、少し発声してたらレッスンが始まる時間
15階に向かうと、何人かの生徒さんがガラス張りの個室で1人1人レッスンを受けていた
初めてみる世界にオドオドしてると、
「与田さんは7番の部屋ね」
と言われたので向かう
ドアを開けると、40代くらいの女の人がいて、あまりテレビを見ないわたしでも見たことのある人だった
「与田さんね、よろしく、わたしは小澤です」
「小澤先生、宜しくお願いします」
そう言って軽く発声してから、課題曲を渡された
「1日に1つ、課題曲をだす。それを14時までに自分のものにしなさい」
「14時に私がもう一度来るから、そこからレッスン開始」
そう言って部屋を出て行った小澤先生
10時から14時までは個人練、そのあとレッスンといった形らしい
今日の課題曲は、私の知らない曲。歌詞を検索しても何も出てこないから、きっとただ詞を並べただけのものだと思う
それを自分なりに音に乗せていく課題なのかな
歌詞を見ていくと、
今の自分に満足してない女の子が何かを必死に探すけれど、
何もみつからなくて、
なんで自分は哀れなんだ
まるで今の私かなって
自然とメロディーはでてくる、多分自分に重ねてるから。
とっても悲しい歌になった。
あっという間に14時になって、小澤先生が来る
12番のホールに集合ねと言われて12番に向かう
とっても広い、ホールのようなところ
座席もちゃんとあって、ここでコンサートできるんじゃないかなとか思った
「そしたら1番から順番にどうぞ」
って、1番の子がステージに登ってギター片手に歌い出した
あ、そういう形なんだって、やけに冷静に理解した
おんなじ歌詞を渡されるけど、受け取り次第で明るい曲にも暗い曲にもなる
だって1番の子は、なんで自分が哀れなんだって笑い飛ばすかのような明るい曲だもん
そのまま6番の子まで、割と明るめの曲になってたから、この後にわたしかぁ、って少し緊張する
しかも大勢に見られながら歌うのが初めてだから、緊張して指が震えた
でも、今の全力を出そうって、歌う
歌い終わって、10番の子までの発表が終わって
別室でそれぞれの先生から一言もらう
7番の与田Aさん
と呼ばれて13番の部屋に入ると、10人くらいの先生がいて、まるで面接。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1050人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し89931号(プロフ) - 最近このお話が唯一の楽しみです！更新されるの楽しみに待ってます！ (2020年4月24日 1時) (
レス) id: 05a682bd31 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 最近の楽しみのひとつです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月23日 22時) (レス) id: 7a4b075cd1 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 内容が凄く好きです！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月23日 18時) (レス) id: 85980d3782 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 好きです〜更新楽しみにしてます！！！ (2020年4月23日 12時) (レス) id: 8ad60fd805 (このIDを非表示/違反報告)
那由(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます(*´`) (2020年4月23日 10時) (レス) id: 8d516993fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず
| 作成日時：2020年4月20日 17時
