私の声、君の歌声

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「あ、ほらもう、たろちゃんのストーリーのせいで新学期早々、わたしは34%の子なんだよ？」



どう責任とってくれるんだ




「34%のAちゃん、よろしくね！」

「あ、与田Aです、よろしくね」

「生で見ても動画でもかわいいね、ずっと喋って見たかったんだ！」

「ねぇさっくん口説かないで！！」



たろちゃんが慌てて止めるけど



「そうなんだよ」



って真面目なトーンで話し出すジェシー



「理沙子は口が悪いから喋らない方がモテるけど」

「おいルイス」

「Aはもっと喋ったらお友達増えるよ」

「うわぁ、その言葉心に突き刺さるよジェス」

「34%のAちゃんは、友達少ないの？」

「佐久間くん、それいらないよ34%」



ニャハハ、ごめんごめんってわらう佐久間くんは小動物みたいでかわいいなぁって思った



「さっくんって呼んでよ」

「わかった、さっくんね」

「そう！ありがとう、きゅんと来たわ」



ズッキュン！！とかいって心臓押さえてるさっくん




「大介いつもこんなんだからスルーしていいよ」



っていう理沙子の助言のもと、スルーした





「ねぇなに盛り上がってんのさぁ〜」




って、さっきまでたろちゃんたちと一緒に騒いでた男の子たちがこっちに来た


おお、威圧感




「あ、34%の子じゃん」

「あ、ほんとだ」

「あ、たろちゃん、ほら、たろちゃんのせいだからね？」

「いいじゃん、お友達増えるんだから」


なんて開き直ってるたろちゃんは置いといて



「おれ深澤辰哉！」


ぜったいいい人なんだろうなっていう印象の深澤くんと


「岩本照」


　
お、人見知りかな？ってくらい対照的な2人



「与田Aです」

「ほら、Aびびってるから！」

「aha、A人見知りだから」

「あ、Aちゃん人見知りなの？ふっかってよんでよ！」

「ふっかね、わかった」

「おい、照、人見知りすんなって」




って背の高い岩本くんにいう理沙子




え、理沙子の交友関係が知りたいよ、いまのところみんなと知り合いじゃん




「人見知り同士、仲良く行こうね」




ってちょっと照れてわらう岩本くんは少し可愛かった



「うん、岩本くんよろしくね」

「岩本くんは堅いよ」




ってすぐみんなに突っ込まれるから考えた結果





「ひーくん」









「「「「「「キュン」」」」」」

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