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小「お〜い、A」
「ん？」
小「松村くん呼んでるけど」
「…、え」
小「ほら」
小夏が指さす先には、
松「…。」
確実にこっちをみてる松村北斗の姿
「…足骨折したって言っておいて」
小「どんな嘘だよ早く行け」
「あ、ひどい」
結局強引にドアまで連れられて、
「…」
松「…お得意、忍法・雲隠れの術」
「…」
松「やめれる？傷ついてるんだわ、一応」
「…すみません。」
松「…今日空いてんの？放課後」
「いや、空いてないです」
松「空いてんだろ嘘つくなよ」
「…、」
松「…放課後、下駄箱」
・
・
・
きっと今のわたし、世界で1番死んでる顔してる
小「あたし先帰るね」
「うん、小夏、ばいばい」
小「顔死んでる」
笑えよって
笑えないよ
どうも下駄箱に降りる勇気がなくて
ホームルームが終わってからかれこれ15分
周りには誰もいなくなって
でもどうしても降りたくない
どうやって逃げようか
いっそ窓から飛び降りる？
いや、やだやだやだ
上履きのまま違う玄関から出ようかな
・
・
松「…意外なんだけど。彼氏には迎えに来て欲しいタイプ？」
ドアから殺気を感じる声がする
松「…おせぇ早くしろ」
舌打ちをして睨みを効かせる松村
絶望と孤独を味わいながらも
腹を括って教室を後にする
「…。」
松「…。」
どこに行くかも知らないし
何をするのかも知らないけど
前を歩く松村の背中についていくしかなくて
無言のまま歩いてきっと15分ほど
あるお店の前で松村がたちどまり、
後ろをついていってるわたしを見ると
また無言でお店の中に
「いらっしゃいませ」
松「…2人で、テーブルでお願いします」
「…」
え、何このお店
めっちゃオシャレなんだけど
壁一面本棚で、本がとにかくたくさん
自由に読めるらしくって
静かで落ち着いた空間
キョロキョロしながら案内された席に腰を下ろすと
「あ、コーヒーと紅茶、お願いします」
当たり前の顔の松村
急に席を立ち上がったと思ったら、本を3冊抱えて戻ってきて
松「…、」
無言で読み始める
「…。」
松「…。」
いや、え？
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トイプードル(プロフ) - 7：24発、後ろから二つ目のパスワードを教えてもらってもよろしいでしょうか？ (2022年11月27日 23時) (
レス) id: 2dd5a887dd (このIDを非表示/違反報告)
えあ(プロフ) - 初めまして！素敵な作品をありがとうございます！次の作品のパスワードを教えて頂くことは可能でしょうか？？ (2021年10月23日 18時) (レス) id: 147465c798 (このIDを非表示/違反報告)
Hiとびっこ(プロフ) - 初めまして！この作品前から読んでいて、何度も最初から読み直して続きを楽しみにしていました！続きの作品のパスワードを教えてもらうことは可能でしょうか？ (2021年10月23日 17時) (レス) id: 0fc5480cfd (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 初めまして！この作品すごくキュンキュンします！次の作品のパスワード教えてもらうこと可能ですか？ (2021年10月23日 15時) (レス) @page50 id: 1d2112e74a (このIDを非表示/違反報告)
yuyuyuyupi(プロフ) - 初めまして！いつも沢山の素敵な作品をありがとうございます。この作品も一覧にあるときからとても気になっていてこうして読めて幸せです。差し支えなければですが次作のパスワードを教えてもらうことは可能でしょうか？ (2021年10月23日 14時) (レス) id: 93e39805ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年7月13日 23時
