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全ての式目が終わり、みんなは二次会へと向かう中、俺たちはあるところへ向かっていた
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タキシードとウェディングドレスで、式場のすぐ近くの海へと向かう
「あ、ありがと」
「ん」
歩きづらそうなA、ドレスの裾を持って砂浜歩きやすくさせる
「うわぁ、みて」
「…、綺麗」
目の前には真っ青な海に、少しオレンジがかった沈みかけの空
海にはオレンジが反射してる
近くの防波堤へと腰を下ろす
「京本Aだね」
「京本大我には負けるな」
「うわ、そんなこと言うんだ。」
「…、嘘だって」
「苗字を貰えるって、こんなに嬉しいんだね」
「嬉しい？」
「うん、大我がもっと近くなった」
いっつも先を歩くから、ついていくの大変だよって笑うA
「いや、それはAでしょ？」
Aが先に行かないように、俺の隣に必死に置いてるんだけど。
「あ、ねぇねぇ、あれ可愛いかったよ」
‘’ひまわりのお花’’
俺たちの机には、ひまわりが一輪、花瓶に。
「ひまわり、久しぶりに見たな」
「みやちゃんに教えてもらった」
「あ、お花屋さんの宮舘くん」
「あなただけを見つめてる」
「え？
「花言葉」
「…、照れるなぁ。」
って真っ赤なA
どうしても愛おしくなって、顎を掴んで強引に唇を重ねる
「…、綺麗だよ」
「大我は格好いいよ」
「ほんと、心配になるくらい綺麗」
手を離したらすぐに誰か他の人のものになってしまいそう。
「離さないでよ、手」
大我の手はわたし絶対離さないから
ってA
「…、離すわけねぇじゃん」
「うん、そうして」
そういって俺の指に今日ついた結婚指輪をいじるA
「これが取れた日は別々の人生を歩む日だね」
「そんな日、こないけどな」
「…、でも、大我にもし、もし他に好きな人ができたら、言ってね？」
片想いなんて悲しいからって呟くA
まだ分かんないの？
こんなに好きなのに
「こっち向いて」
そう言ってこっちを向いたAにまたキスをする
「A以外無理」
そういうと、「わたしも」ってA
「ねぇ、この髪飾りのお花の花言葉知ってる？」
「なに？その花」
「ブーゲンビリア」
「綺麗な花だな」
「花言葉はね？」
「あなたしか見えない」
〜fin〜
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りな(プロフ) - 何度も定期的に読みに戻ってくる大好きな作品です！良くも悪くも登場人物の人間味が溢れていて凄く共感できるところとか、こうしたらいいと分かっていても中々出来ないところとかが沢山あって凄く面白いです！！ (7月11日 21時) (
レス) id: c4316cc7cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこ(プロフ) - ぜんぜんだらだら書いてていいです（ ; ; ）これをカモフラージュした作品またみてみたいです、！お疲れ様でした、、 (2020年7月13日 21時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - この作品が占ツクで1番好きで読みやすいです！これからの作品を楽しみにしています(^^) (2020年7月13日 16時) (レス) id: 50962c9504 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちゃん(プロフ) - おつかれさまでした！一人オールで読み切ってしまうほど素敵すぎる世界観！みなさんがおっしゃるように既にロスです！主人公がみんなと離れてたころは辛かったけど、芯のある女性こそ好かれるよながんばれ！って思いました。番外編勝手に期待してます！ (2020年6月14日 2時) (レス) id: 63692bb8a0 (このIDを非表示/違反報告)
STP649(プロフ) - もう既に私はロスになっています！素敵な作品でしたし、ウズウズしてしまうような甘酸っぱい恋模様も描かれていて、楽しかったです！ (2020年6月13日 18時) (レス) id: 543996cbf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2020年5月15日 1時
