私の声、君の歌声＋α

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しばらくもりあがってると





着信:A


廊下に出て電話に出ると


「あ、もしも〜し」

「ん」

「今日帰ってこないの？」

あ、言うの忘れてた

「わり、いま課で飲み会」

「じゃあ晩ご飯いらない？」

「いる」

「え」

「俺料理食べてないから、残しておいて」

「え、食べてないの？」

「Aのが食べたい」

「わかった、じゃあ用意しておくね」

「ん」

「あ、どこで飲んでるの？」

「会社の最寄り」

「お迎え、行こうか？」

「…、来てくれんの？」

「うん、いいよ〜」


終わりそうになったら連絡してねってA


「ん、ありがと」


そう言って電話を切ると、すぐ隣に永瀬



「ふ〜ん？あ〜んな優しい顔が出来るんすね、京本さん」

「うるさいお前」

「迎えに来てくれんの？」

俺の家は京本の隣の駅ですよ、よろしくお願いしますって言ってトイレに向かう永瀬

「腹立つわ」




でも憎めない、それが永瀬




個室に戻ると、まだまだ大賑わいの営業課


みんな明日のために潰れない程度に飲んでしばらくして解散




事前にAにLINEしておいて、お会計も済ませて外に出ると、既に止まっている車




「あ！あれ？！彼女さん！」

ってまた永瀬がいうから

部「え！あの方？！お前、ずるいぞ！」

って部長を皮切りに

「え、やば」

「可愛い」

「綺麗」

って騒ぎ出す営業課のみんな





それを知らずにAは車の中から手を振ってくるからほんとに頭を抱えた。



「じゃ、すいません、お先に失礼します」

って冷やかされる中車に向かうと

「俺もお先に失礼します！」

って永瀬



「永瀬！詳しく話聞いとけよ！馴れ初めとか！」

って他の社員にいわれて

「もちろんっす！」

って返す永瀬






ドアを開けて助手席に乗り込むと

「おかえり〜」

ってA

「ん、ありがと」

「ううん、家で1人寂しいからいいの」

って話してると

永「はい失礼します〜、あ、永瀬廉です」

「あ、こいつ同期の永瀬」

「あ、はじめまして」

「途中で適当に下ろせる？」

「うん、いいよ」

永「いやぁありがとうございます！可愛いっすね！」

「お前、今下ろすぞ」






・






・




しばらく道なりに走ってると

永「Aさん紫耀と知り合いっすか？」

「ティラノ？うん、お友達！」

永「おれ紫耀のマブダチっす」

「え？ほんとに？！あ、永瀬くん？！」

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