雪 (ページ3)

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そして1時間後。

遊びすぎて疲れ果てた大男2人はとぼとぼと車に帰り、

お茶を飲んでいる。

そのタイミングで後部座席の子犬が起きた。

北「おおおおお雪じゃん」

そのまま車から飛び降りようとしてツルッとこける。

ブフッと笑う慎太郎を睨み

子犬は雪と戯れる。

樹「あいつあんなんだったっけ」

慎「女子…？」

首を傾げる2人を置いて北斗はほくほくと(笑)

雪だるまを作っていく。

そんなこんなしていると京本が起きた。

京本「あ…着いたの…？」

眠そうに目をこする。

樹「あきょもおはよ。」

デレ樹。

あのー。鼻の下めっちゃ伸びてますよ。

慎「さっきまで俺と樹で遊んでて、今北斗が遊んでる」

ちょっとウッていう顔をする京本。

樹「でもそんなきょもほくが好き…」

誰にも聞こえない田中の呟きは

見事高性能マイクに拾われ、今私たちの元へと届いている。

慎「きょも遊ばないの？」

京本「いや、俺あんまり雪好きじゃない…」

樹「来た意味」

慎「いやきょもは猫だから。で北斗は犬。」

京本「ゆ～きやこんこん(ビブラート)のやつやん」

北斗はそんなこと言われてるとは知らず遊んでいる。

雪がまた降ってきた。少し強い風も出てきたようだ。

そんな中

北斗が倒れた。