Life goes on. (ページ26)

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26＿慎太郎side ページ26

報告するの遅くなったけどジェシーにはちゃんと言っておきたくて樹と一緒に伝える事にした。

「あ、ジェシーこっちー」

店内に入ってきたジェシーが俺達を見つける。

樹「ジェシー久しぶり…ぅおっ!！」

小走りで駆け寄ってくると勢い良く樹に抱き着いた。

樹「ジェシー？？どした？？」

ジ「…お疲れ様」

その言葉を聞いた彼は微笑んでそっと背中に手を回した。
こんな朝から堂々と抱き合う2人を見て周りはどう思ってるのか気にはなるけど、俺の樹だから。

「もういいって、はいはい離れて」

ジ「何だよ感動の再会だろ？ずっと心配してたのに連絡も寄越さないで」

「それは本当に悪かったよ」

ジ「でも良かった。おめでとう慎太郎、樹」

樹「驚かねぇの？」

ジェシーの反応が想像と違ったのか樹が問いかける。

ジ「いや最初はびっくりしたよ、でも2人の決めた事に俺が口出す理由は無いだろ？」

「…お前本当良い奴だな」

ジ「へへっ笑。なんか前にも聞いた気がする…まぁいいや」

樹「うん、ジェシーが友達で良かったわ」

ジ「おいそんな照れんなって！」

樹「照れてねぇよ。お前だろ笑」

ジ「ふふっ笑」

「あ！樹、仕事行く時間だよ」

樹「そうだった、じゃ俺もう行くな。ジェシーありがとう」

ジ「うん、頑張って」

樹が席を立つ前に軽くハグしてから彼を見送った。

ジ「ラブラブだな笑」

「そう？」

ジ「なんか雰囲気が」

「まぁ恋人だからね。てかジェシーは？」

ジ「俺は当分いいよ。別れたばっかだし」

「え、別れたの？！付き合いたてじゃなかった？」

ジ「んー、なんか変だったんだよなー」

「変？どこが？」

ジ「何考えてるか分かんないような子でさ」

「へー、ジェシーそうゆう子苦手だろ」

ジ「うん笑。だから今はお前らの恋を応援するって決めたんだ。今度こそ何かあったらちゃん言えよ？」

「分かった。ありがとう」

ジェシーがいてくれて心強いな。