笑顔の破壊力。【京本大我】

Another4 ページ46

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あの2人がクリスマスに付き合ったと聞いた。


まあ、だろうな。






もう分かりきってたことだ。



俺はAちゃんの


恋愛対象ではないと知っていた。



それなのに動かなかった自分の責任なんだから。









冬休み明けに会った彼女は


今まで見たこと無いくらい幸せそうだった。






出来ることなら、



俺がその顔にさせてあげたかったなんて


今更思っても遅いんだけどね。







『もー！皆からかわないで…


あっ北斗くんおはよう！』





でも君がいつも通りの顔で


俺に話しかけてきてくれるなら





「おはよ、朝から大変そうだね」






俺もそれに応えるから、


胸の痛みなんて、すぐ無くすから。







『そーなんだよ！田中くんとか煩いから


静かにして欲しい、切実に。』






「ま、Aちゃんが幸せそうで何より」



『お母さんみたいだね北斗くん』



「高１から見てきたからね」




『ふふっそうだね、


これからもよろしくね〜！』








「…おう！」







だから、もう少しだけ好きで居させて。









fin＿＿

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