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本当の気持ち ページ27

伊野尾side









そんなことない、よ。

どうして知念はそんなことを思う?




知「もし、僕が泣いていたら伊野ちゃんはどうする?」



伊「ちゃんと理由を聞くよ」



知「じゃあ、大貴が泣いてたら?」




大ちゃんが?……




「泣き止むまで、側にいる。」



知「その違いって何?」




知念は何を言いたいのか




「……」




知「もしも涼介が理由も分からなく泣いてたら僕は抱き締めて落ち着くまで側にいてあげる。
理由は分からなくても、寄り添ってあげたいと思うから。」




理由よりも先に、分かってあげたい
そう思う




知「伊野ちゃんは自分の側にいることで大貴が傷付くと思ってる。
だからわざと遠ざけようとしてる。

でも、それってなんで?
僕らにはそんなことしないでしょ?」




確かに、山田や知念にはそんなことを思ったことはない
でも、なんでって……




「大ちゃんの泣く顔を見たくないんだよ。

いつも笑っていて欲しい。」



知「それも勘違いだよ。
伊野ちゃんが側にいれば大貴は笑ってるんだ。そうでしょ?どんなときも笑ってたでしょ?」




……そうだ。

いつも笑っていてくれた。


無理しても、笑顔でいようとしてくれた。




知「僕、伊野ちゃんのこと好きだけど、これ以上大貴を苦しめるなら許さない。

大貴の告白を断る理由が、
“自分の側にいちゃいけない”
なんてことなら絶対に許さないから。


もっと、大事にしてよ」




見たことのない怒った顔をした知念はその場から去っていった








答えはとっくに出ていた

勉強教えてって走ってくる大ちゃんを

可愛いって、愛おしいって思ってた


いつも後ろをついてきて
俺の言い訳にも笑顔で同調してくれて


いつも味方だった





俺は基本的に誰にでも同じ態度なのに
大ちゃんにだけツンツンしてしまうときがある

どうしてだろう?なんて考えたこともなかったけど、それが他の人との違いだった









大ちゃん







会いたい







自分勝手なのはわかってる






でも、会いたい







恋って

これだったんだ









.

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧,有岡大貴 , いのあり,やまちね   
作品ジャンル:恋愛
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あーにゃん(プロフ) - はるさん» はるさん!そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます!頑張ります^ ^ (2017年10月9日 3時) (レス) id: 037dc25f04 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても楽しかったです!他の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください^^ (2017年10月8日 17時) (レス) id: a5db1e9ab9 (このIDを非表示/違反報告)
竜花 - はい!新作があったら読ませて頂きますね^^* (2017年8月12日 14時) (レス) id: ac726945cd (このIDを非表示/違反報告)
あーにゃん(プロフ) - 竜花さん» ありがとうございます!お付き合いいただいてありがとうございました(涙)コメントとても嬉しかったです!!また何処かでお会いできるのを楽しみにしてます♪ (2017年8月12日 11時) (レス) id: 037dc25f04 (このIDを非表示/違反報告)
竜花 - 完結おめでとうございます!感動しましたぁ。この作品、大好きです!これからも頑張ってください♪ (2017年8月12日 9時) (レス) id: f78389dc0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾李里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a_cat_hp/  
作成日時:2017年5月27日 20時

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