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話せる人 ページ14

有岡side









教室に入ると後ろの空いてる席に座った




生徒「ねえ有岡くん!」




近くの女の子が僕に顔を向けた




「ん?」



生徒「有岡くんは背の低い女と高い女だったらどっちがいい?」



「……」



生徒「バカ!そんなの小さい方が良いに決まってんじゃん。有岡小さいんだから」




話を振った女の子の隣の女の子は笑いながらそう言った

悪気はないのだろう
それだけでまた自分達で話を始めた




そしてあの彼も教室に入ってきた

空いていた僕の隣の席を見つけるとそこへ座った


するとまた寝始める




伊「……」



「……」




でも誰も気に止めない
当たり前になっている

それに彼はこんなだけど成績は良いらしい




って、あれ?




「……ぁ」




急いで教室を出てきたから
筆記用具を忘れてきた

こんなとき友達がいれば借りれるんだけど
さっきの女の子達には借りたくないし……

良く見れば僕の回りは女の子ばかりだった
何でここに座ったんだろう




伊「有岡くん」



「はい?」




振り向くとさっきまで寝ていたはずの彼が
顔をこちらに向けて僕を見ている

えっと確か、名前はいのおくん?




伊「はい」



「え?」




ゆっくりと体を起こして僕に手を伸ばした




伊「教室に忘れたんでしょ?」




その手にはシャーペン
ニッコリと笑いながら僕の手に握らせた




「あ、ありがとう」



伊「んーん。俺もありがとう」




お礼?僕いのおくんに何かしたっけ?




伊「いつも起こしてくれるでしょ?真っ暗な教室に取り残されてるときって悲しいよね」



「いのお、くん?」



伊「ん?」




名前は合ってた

それの確認だったのだけど
本格的に目が覚めたらしいいのおくんが僕を見ている

何か話題はないかな……




「あっ……いのおってどうやって書くの?」



伊「地図作った人」



「そうなんだ」



伊「じゃないよ」



「え?」




テンポ良く進みそうだった話
なのによく分からないいのおくん




伊「伊は合ってるよ。それに野原に尾」



「珍しいよね」



伊「俺の回りに何人かいるよ。」



「そうなの?」




すると得意気な顔になる伊野尾くん




伊「親と妹」



「家族じゃん(笑)」




天然なのか不思議な人
でも安心?できるし悪い人じゃない

むしろ良い人

話しやすいし話し方も柔らかい




チャイムが鳴っても先生がなかなか来なくて
その間僕は伊野尾くんと話していた








.

勿体ないって考え方→←親切



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧,有岡大貴 , いのあり,やまちね   
作品ジャンル:恋愛
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あーにゃん(プロフ) - はるさん» はるさん!そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます!頑張ります^ ^ (2017年10月9日 3時) (レス) id: 037dc25f04 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても楽しかったです!他の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください^^ (2017年10月8日 17時) (レス) id: a5db1e9ab9 (このIDを非表示/違反報告)
竜花 - はい!新作があったら読ませて頂きますね^^* (2017年8月12日 14時) (レス) id: ac726945cd (このIDを非表示/違反報告)
あーにゃん(プロフ) - 竜花さん» ありがとうございます!お付き合いいただいてありがとうございました(涙)コメントとても嬉しかったです!!また何処かでお会いできるのを楽しみにしてます♪ (2017年8月12日 11時) (レス) id: 037dc25f04 (このIDを非表示/違反報告)
竜花 - 完結おめでとうございます!感動しましたぁ。この作品、大好きです!これからも頑張ってください♪ (2017年8月12日 9時) (レス) id: f78389dc0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾李里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a_cat_hp/  
作成日時:2017年5月27日 20時

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