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カップケーキもいい感じに冷めてきたから、ラッピングに入ろう。

俺、手先器用だからこういうの得意なんだよね。

黄色黄色っと〜...。


白「あ、そういえばね。バレンタインチョコって作るものによってそれぞれ意味があるんだって!」

「え、そうなの?」

白「うん!例えば、クッキーは友達でいましょう。マドレーヌは仲良くなりたい。マシュマロはあなたのことが嫌いですとか...。」


へぇ、そんなのあったんだ。

というか、マシュマロを渡された人って、嫌われてるってことじゃん。

よかった、今までマシュマロもらったことないから安心した。


白「それで、カップケーキの意味なんだけど、“あなたは特別”なんだって!」

「っ///はぁ?!///」

白「ふふ、パパとママにピッタリだね!」


も、もしかしてラウはこれを狙って...?

うちの息子、恐ろしい...!

...ま、まぁ照が特別な人ってのは間違ってないし、逆にあってるし...。///

でもいざ意味を知ると、急に渡すのが恥ずかしくなってきた...!


ピンポーン。


!また急な来客...?

誰だろ...。


「はいは〜い...ってえ?!照?!」


インターホンのモニターに映っていたのは、寒そうに身を縮こませている照だった。

あ、アポなしできたことなかったのに...!


黄『ふっか〜、入れてよ〜。』

「!ご、ごめん!今入れる!」

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作者名:名のない納棺師 | 作成日時:2021年2月13日 21時

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