黄緑の星の王子様 4 (ページ19)

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Happybirthday 5 ページ19

hk side

黙々と俺の書いた手紙を読んでいる宏太。

...やっぱ変な文章あったかな？

漢字間違えたところあったかな？

急に襲いかかってくる不安。

すると、宏太が突然俺の事を抱きしめた。

｢え？！ど、どうしたの？！｣

薮｢...ありがとう、光...。すげぇ嬉しい...！｣

｢！おかしなところなかった？｣

薮｢全然...！てか、俺らが一緒に入れてるのは、俺のおかげじゃなくて、光のおかげだよ。
俺の事、好きになってくれてありがとう...！｣

｢！...こちらこそ、俺の事好きになってくれてありがとう、宏太...!｣

良かった、喜んでくれた。

日付が変わるまであと3分。

宏太のことだいぶ待たせちゃったな。

だからなのか、全然俺の事離してくれない(笑)

｢宏太。そろそろ離してよ〜。｣

薮｢嫌だ！だって一時間以上も待たせたじゃん！｣

｢でも、手紙喜んでくれたでしょ？｣

薮｢ｳｯそうだけどさ...。｣

｢ならいいでしょ？...俺、宏太の顔を見ながらお祝いの言葉を言いたいの。｣

薮｢！...うん！｣

宏太は腕の力を緩めてくれた。

ん。これで顔が見れる。

あ、そうだ。ちょっとびっくりさせちゃおうかな。

薮｢あと10秒！｣

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1

ちゅ

薮｢んっ//｣

｢っは...お誕生日おめでとう、宏太...♡｣

fin