こんな気持ち、知らない 4 (ページ5)

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「佐久間、ほらあそこにカピバラいるよ！」

桃「うぉぉぉ！可愛い！あ、餌あげれるって！阿部ちゃん餌あげたい！」

「いいよ〜(笑)じゃあ、ここにお金入れないとね。」

ここの水族館は少し珍しいのか、動物園のふれあい広場のように餌箱が設置してある。

そこにお金入れたら餌がとれる仕組みになってるんだ...。

桃「にゃは！可愛い〜！超もぐもぐしてる！」

「この顔可愛いね！愛くるしい！」

桃「カピバラって飼えるのかな。佐久間さん、カピバラ飼いたくなっちゃった！」

「え？！いやぁ、多分大変だと思うよ(笑)」

桃「んにゅう...そっか...。」

餌を食べているところは可愛くて、本当に飼いたいって思う気持ちはわかるけど、体が大きい分、餌代もすごいことになりそうだな(笑)

そもそも飼えるかすらわかんないし...。

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一通り水族館を楽しんで、今はレストランで食事中。

お昼になると人が多くなるから、早めに済ませておいた方がいいかもって言ったら、“阿部ちゃんが言うならそうする！”って言ってくれた。

素直で可愛いな(笑)

桃「俺塩ラーメンにする！」

「じゃあ俺はオムライスかな。注文してくるよ。佐久間、席とっててくれる？」

桃「え？！いやいや俺も行くよ！俺の分は俺が払うし！」

「え〜？カッコつけさせて。佐久間と一緒にいれるの、すごく楽しいからさ。」

桃「んぅ...。」

納得しきってない佐久間をなんとか言いくるめて席をとってもらった。

俺だって男なんだから、好きな人にお金を出させたくないの。

いつかそう言えたらいいな。