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ヒカルとコウジと別れて、マンサナ王国の王宮の中に入った。

なんか、不思議な物がたくさんある。

白色と黒色のボールに、番号が書かれたシャツ、分厚い手袋みたいなのが飾ってある。

珍しくてついまじまじと見ていると


?「気になりますか?」


と後ろから低い声が聞こえた。

び、びっくりした...。

振り返ると、少し髪が長めの色気がある男性が立っていた。


?「そちらは王様のお気に入りのサッカーコレクションです。あ、触ることはおやめ下さい。怒られてしまいますので。」

「さっかー...。」


聞いたことがある。

確か、ボールを蹴って、大きなネットに入れるゲーム...だっけ。

このボールを使うんだ...。


赤「ユウヤさん。お久しぶりです。」

跳紫「お久しぶりです。リョウタ様、リョウヘイ様、レン様。そちらの男性が例の...。」

赤「ええ。この国の貴族出身の者です。ショウタ、この方はマンサナ王国の執事のユウヤさんだよ。」

青「あ、はじめまして!ショウタと申します!」

跳紫「はじめまして。マンサナ王国執事、ユウヤです。」


リ、リョウタとはまた違った色気と声の良さだ...。

それに、少し肌が焼けていて、海の男って感じがする。

少しチャラそうだな...。


跳紫「こちらへどうぞ。王様の準備は万端でございます。」

赤「ありがとうございます。行こう、ショウタ。」

青「あ、うん!」


サッカーコレクションが置かれていた長い廊下を歩き、ユウヤさんについて行く。

そして、黄色の縁で、黄緑をした大きな扉の前に着いた。

これまた不思議な配色...。

少し明るくて、まるでライムとレモンみたい。

この中に、ここの王様がいるのか...。

少し、緊張してきた。

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作者名:名のない納棺師 | 作成日時:2021年5月24日 19時

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