ナイモノネダリ (ページ12)

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クルクルと2人に見られること数分。

コウジさんがシャツを数着俺の方にもってきた。

橙「う〜ん、こっちもこっちも似合うな〜！｣

紫「お、さすがコウジ。まだ俺なんにも言ってないのに〜わら｣

橙「タツヤさんの考えとることはこんなことやろって思ったんや！｣

黒「あ、しょっぴーをコーディネートするんだ。じゃあ俺パンツとコート選ぶわ。｣

橙「おん！さ〜て、腕の見せ所やで！｣

あれよあれよと服を着替えられ、いつの間にかパジャマから服に着替え終わっていた。

橙「しょっぴー！どうや？｣

「...すっごいいい...！着心地も最高！｣

どれも高そうだけど、着やすくて着心地良くてとにかく最高。

2人はファッションセンスいいんだな。

紫「お〜！いいじゃん！こりゃダテさんも喜ぶよ〜！｣

橙「やろ？さっすが俺とレンくんや！ダテの好みに合わせたんやで！｣

「...ねぇ、ずっと気になってたけどさその“ダテさん”の“ダテ”って何？｣

リョウタの名前に“ダテ”という字は1文字も入っていない。

なのにさっきからタツヤさんやコウジさん達は“ダテ”って言ってる。

ずっと気になっていたから聞いてみた。

紫「あ、そういえばショウタ様は聞き慣れてないか。ダテさんって呼ばれる理由。伊達男って言葉あるじゃん？｣

「伊達男って...男気がある男性って意味の？｣

紫「そ〜。まさにそのとおりじゃん？男気あって勇敢で。だから伊達男のダテの部分をとってダテさん。｣

「なるほど...。｣

まさか伊達男からきてるとは思わなかったけど、考えてみたらリョウタは男気あってかっこいいな。

そのあだ名つけるのちょっとわかるかも。