えぇ、私こそがロレンスです

ロレンス6 ページ7

貴女side


や ば い

いきなり話ガラッと変わるけど、レポートが終わらねぇええええ！！！！！

え、助けて
まじ助けて？
このレポート提出明日なんだよ！
あーもー！！
さっきからずっとこのレポートに関連する資料探してんのに無いし！
あ、今ここ図書館だから。
これ全部心の声だから←

設定のとこの『うるさい』ってのこれで分かったでしょ〜？
え、前の私sideでもう分かってた？
うん、知ってる←



…これもう司書さんに聞くしか無いかな？
クレシダの一員の鯨岡さんに聞くしか無いのかな！？

やだなー
関わりたくないなー
だってクレシダだし。
私に依頼してきた人だし。
しかも依頼断っちゃったし！

だってさ、明らかに小手調べしてきたんだもん
断るよね？誰だって！！



…まぁ一応鯨岡さんここの司書さんだし、
聞いてみるか…


あぁ〜、やだなー！


貴女「あの…すみません」

友木「はい、何ですか？」

貴女「えっと…シェイクスピアの書いた小説のシリーズって何処に置いてありますか？
レポートでシェイクスピアについて書かないといけなくて…」

友木「シェイクスピアですね、少々お待ち下さい。」


…変じゃなかった？
今私変じゃなかったよね！？
大丈夫だったよね！？

はぁ〜謎の緊張…


友木「…あ、出ました。」

貴女「あ、はい。何処ですか？」

友木「2階の東側の奥から3番目の棚の更に奥から2番目の上から2段目にあるのですが…」

長っ！

貴女「…えっと、2階の東側の奥から3番目の棚の更に奥の…すみません、何でしたっけ？」

友木「…案内しましょうか？」

貴女「え、そんな…悪いです！」


私の心臓持たないよ？
謎の緊張で！！

友木「いえ、ここの図書館は結構入り組んでますし、シェイクスピアの本があるのも棚の高い位置です。
女性には危ないですので…」


わあ、紳士的だなぁ〜
今は要らない！
その紳士的な気遣い要らないぃぃ！！！

でも、無下にも出来ないし…
何より私、身長低っいんだ。


貴女「…あの、それじゃ…お願いします。」

友木「分かりました。此方です。」



ｺﾂｺﾂｺﾂｺﾂ


・・・
喋ろ？
何か喋ろ？
もうやだこの空気←
死んじゃうって
まじで死んじゃうってこれ


友木「着きました。
シェイクスピアは何時もここの棚に置いてあります。
ですが女性の方には高過ぎる位置に置いてあるので、必要な際は受け付けの者にお申し付け下さい。
取り敢えず…この5冊辺りでいかがでしょうか？」

貴女「ありがとうございます！」

ロレンス7→←ロレンス5 友木side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す