織田信長？あぁ、それ、前世の私だわw

薬研通よ…お前が儂の味方になってからどんどん展開が進んで行くんだけど… ページ27

貴女side

薬研「見習い
いや、今は木瓜って言ったよな？」

貴女「お、おう。」

薬研「木瓜様」

貴女「…へ！？」


おいおいおい、どうした薬研通！？
お前、『様』何てつけるタイプじゃないだろ！
一体どうした！？


薬研「こうして今世でまた貴女様に巡り会えた事、心から嬉しく思います。

木瓜様」

貴女「な、何？」

薬研「願わくば、今世も貴女様の従者として、貴女様の武器として、貴女様の刀として、貴女様に仕えたいと思っております。
どうか、貴女様のお傍に居る許可を。」

貴女「え、あ、これって、許可すれば良いの？
え、何が正解なのこれ。
取り敢えず、許可するけど…」


パァァァァァ！！！

うわっ、眩しッ！！！！
そんな輝いた目で儂の事見ないで！
目が潰れる！


薬研「有り難き幸せ。
貴女様には感謝致します。

御館様。」


！？
ちょ、薬研通？
薬研通ストーップ！！
待って、分かってないから！
不動混乱してるから！
宗三は目がぱちくりしてるし！
へし切なんて身体震えてんだけど！？


貴女「や、薬研通？」

薬研「何で御座いましょう、御館様。」

貴女「…取り敢えずその態度と、御館様ってのはやめようか！」

薬研「しかし…」

貴女「うん、あのね、取り敢えず、織田家に使われてた刀剣達の事を見てから考えようか！
あの三振りめちゃくちゃ混乱してるから！
あのままキャパオーバーしたらマジで危ないから！」

薬研「…分かった。
でも、『御館様』って呼ぶのは良いだろ？
俺っちは御館様とあんな大将を一緒にしたくねぇ。」

貴女「う…まぁ、それなら…」



パァァァァァ！！！

うん、だからあのね？
そんな輝いた目で儂の事みないでくれるかな！？
本当に！
切実に！！


不動「…なぁ、アンタ」ﾋｯｸ

貴女「え、あ、私？」

不動「アンタ以外に誰がいんだよ。
…で、何で薬研がアンタの事をあの人と同じ様に『御館様』って言ってるんだぁ？」ﾋｯｸ


言えなぁい
多分薬研通が私の前世が『織田信長』だったって事に気付いたかもしれないから、私の事を
『御館様』と呼んでるかもしれないなんて…
言える訳がなぁい！！

言った方が良いの？
ねぇこれ言った方が良いのかな？
色々あり過ぎてみんな忘れてるかもしんないけど、今まだ見習い初日な上にさっきまで自己紹介してたんだよ！？
こんな急展開儂、求めてなぁい！！！！

見習いは信長様？ 不動side→←え、ちょ、薬研ｻｧﾝ？薬研通ｻｧﾝ！？今度は一体何ですか！？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す