少しの違和感 薬研side ページ20
薬研side
大将が出ていった後、
乱達が見習いの機嫌をとる様に見習いに質問やらなんやらしていた。
随分明るく見習いに接しているみてぇだが、
微かに身体が震えている。
しばらくして、身体の震えが止まった乱達は今度は興奮した様に見習いに詰め寄っている。
何でも、見習いは現世で役者をしていたみてぇで、次の舞台の内容を知りたい！と見習いを困らせていた。
すると困った様な顔で舞台の題名を言った。
貴女「そう…ですね、戦国時代の歴史ものの舞台になります。
題名が確か…【消えた織田家の姫君は…】っていう題名です！」
その題名に思わず見習いの方を向いた。
戦国時代ものの織田家が舞台となると、信長様関連になるものが多いだろう。
前、大将の部屋に仕置きと称して連れて行かれた時に落ちていた開いたままの雑誌にでかい文字で書いてあった。
どんな内容かと思い、見習いが内容を話すのを待つ。
すると、見習いは口を開き、
貴女「う〜ん、ええと…分かりやすくまとめますと、消えた織田家の姫君は本当はかの有名な織田信長だった…ってお話です！」
と、内容を言った。
その内容に驚き、少し目を見開いた。
織田家の姫さんが信長様か…
…思い当たる節が幾つかあるな。
俺っちは信長様の守り刀として何時も信長様の懐にいた。
信長様は男にしては柔らかい肌で、胸部には何時も包帯の様な布を巻いていた。
そして、信長様は声もどちらかと言えばあまり低いほうじゃ無かった。
信長様は男だ。
だがもしそれが、何らかの原因で男として生きていかなかないといけねぇ女だったら…？
胸部の包帯の様な布も、女特有の胸の膨らみを隠すためにサラシとして使い、声も男に思わせる為、女が頑張って低い声を出す。
って考えるとあの声の低さも納得がいく…
そう考えていると見習いが、
貴女「…えっと、じゃあ、少しだけ演じましょうか？」
と言った。
丁度いい、この際見習いの演技を見て信長様が女だったのかっていう事を確かめる事にするか。
貴女「それじゃあ、いきますね。」
その言葉と共にとぷんという音がした。
少しだけ間を置いた見習いが顔を上げると…
薬研「！」
織田家に居るのをよく見た女がそこに居た。
何故？
何故だ？
あの女が生きていたのは、もう幾分も前の時代だ。
なのになんでここに…
俺っちがそう思っている間も見習いの演技は続いていた。
信長様…？ 薬研side→←エ、あの、エット…薬研ｻｧﾝ？薬研通ｻｧﾝ！？
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安奈(プロフ) - それこそ貞ちゃんとみっちゃんでどうでしょう！？身内の言葉の方が心に響きやすいと思う。 (2月17日 15時) (
レス) @page46 id: dd0f887606 (このIDを非表示/違反報告)
ブルードーナツ(プロフ) - うぽつです！とても面白いです！！凄い好きになりました！！続き楽しみです！更新頑張ってください！ (2023年3月7日 17時) (レス) id: e782ba2d12 (このIDを非表示/違反報告)
S - 鶴丸さんと謙信くんで出してください！ (2023年2月2日 7時) (レス) @page46 id: 6fdaf62f95 (このIDを非表示/違反報告)
ｖサイン - すごく面白いです!!短刀は乱ちゃん太刀は小竜景光などはどうでしょうか？自分のペースで頑張ってください! (2022年5月30日 12時) (レス) @page46 id: 38a5f9016c (このIDを非表示/違反報告)
百合(プロフ) - ミニ劇団は三条派がいいです！ (2022年5月22日 10時) (レス) @page46 id: ec6bf20063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お京 | 作成日時：2020年5月14日 13時
