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「………」
「………」
──── 間宮家。
零が夜中に帰ってきて、私が出迎えて。
沈黙が走る。
場所はリビング。
何を話したら良いか、何を聞いたら良いか。
どう接するべきか、お互いにわからないことだらけ。
私だって、信じていた。
実際にこの目で見るまでは、零じゃないことを。
組織が、私をその怪しい組織に入れたいが為に、わざと零のことをバーボンと嘘を吐いて加入させてるんじゃないか、と。
「なんで」
「なんで」
二人の声が重なった。
言葉も同じだった。
いざ、声を発して同じ言葉で、しかも重なってしまうとお互いにまた黙ってしまう。
息を飲み、目線をそらしてお互いのどちらかが続きをいうのを待つ羽目になる。
その沈黙を破ったのは、彼だった。
「……モルト…。お前のコードネームだろ?」
「…バーボン、それが零のコードネーム」
平和…と言うものは、願えば願う程続かないものなのかもしれないね。
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泉 - おもしろい! 続き楽しみです! (2022年12月30日 18時) (レス) id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
泉 - おもしろい! 続き楽しみです! (2022年12月30日 18時) (レス) id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
はじめまして - 終わり、、、? (2022年12月30日 18時) (レス) @page13 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 終わりですか? (2022年5月8日 13時) (レス) @page13 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
Haoto(プロフ) - あれ、終わりっていう文字が見えるのですが... 続き無いのですか? (2021年5月8日 18時) (レス) id: 3b91b12a4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天高 星 | 作成日時:2018年7月19日 20時