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その日。
スコッチが自分から命を断ち、ライこと赤井秀一は姿を消した為、目撃したバーボンである俺が上に報告せねばならなかった。
黒の組織の幹部であるジンたちからはスコッチと其れ相応の関係だとバレていたのでNOCと疑われていたから、何回か死にかけたが…。
……そういえば、その途中か。
Aと出会ったのは……。
幹部でもないから名は通ってないが、それでも流石、黒の組織…と言ったところか。
腕の立つ狙撃者が追ってきた時だった。
撒くために必死に走ったり色々と飛び越えたり銃を避けたりして居たから、かすり傷は出来るし足は挫くしで大変であった。
漸く撒いて、路地裏で一休みを取って居た時。
足音が聞こえた。
流石に路地裏まで見に来ないだろう。
なんて油断して居たら、警戒心のかけらもないのか…。
その人はやってきた。
「誰だっ……!?」
つい、銃を向けそうになったのを堪えて、大声ではないが威嚇するように言った。
相手も、肩を跳ね上がらせたのでこれで帰ってくれれば万々歳なのだが…。
「す、すみません。私、ここが帰宅道で…息が荒い音が聞こえて覗いたんです…あの、大丈夫ですか…?」
「…ええ、大丈夫です。お気遣いどうも」
…そうは行かないか。
というか、地獄耳すぎないか?
俺の荒い息が聞こえたとか。
「…動けます?」
「は?」
唐突にそんな事を言われてそう返してしまう。
「私の家、本当に直ぐそこなんです。良ければ手当いたしますよ…?」
「……いえ。ご迷惑をおかけするわけには」
「動けないのならタクシーも呼びます!」
「結構です」
…しつこいな。
警戒心も何もない女だ。
抑、何故この様な時間に……
──── 「だって!!!」
「だって、あなた怪我してる!見つけてしまった責任感というのもあるけれど、貴方がここでこのままを過ごしていたら、きっと死んじゃいます!そんなの嫌ですから!」
「私に、貴方を少しでも助けさせてください!」
彼女の唐突な大声に肩が跳ね上がる。
その大声、近所迷惑にも程がある…。
「……はぁ…。何を言っても引かなそうですね。……どうぞ」
仕方なく、こちらが負けて家にお邪魔することにした。
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天高 星(プロフ) - 凜々さん» こちらこそご愛読ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです…。夢主ちゃん元気ですよ〜!!ハツラツです!なんで本当にあんなイケメンアラサーなんだか…。罪ですよね…。10回!すごい!流石ですね…。ありがとうございます。更新頑張りますね! (2018年7月28日 11時) (レス) id: dc7bbe1568 (このIDを非表示/違反報告)
凜々(プロフ) - ほんとにほんとに素敵な素晴らしい作品をありがとうございます!夢主ちゃんが元気なので私も元気貰えます!安室さんがカッコよすぎるのが罪です…。ゼロシコ10回程執行されますた(*^¬^*)一人で行くと燃え尽きます。。暑いのでお体には気をつけて下さい!応援してます! (2018年7月26日 7時) (レス) id: ca858caa44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天高 星 | 作成日時:2018年7月9日 22時