【名探偵コナン】恋人が何の仕事か教えてくれないので家出してます【降谷零】

序章 ページ1

─── 「何をしてでも良いから、探してくれ」


【降谷さん、…それは】


「わかっている。その時は俺が責任を取る。だから公安が大好きな違法作業だ」


【降谷さん】



「……お願いだ、風見」



【……はぁ…、分かりました…】





──── Aが家出をして数時間。


そんなにかからないと思ってた。
見つけ出すのを。


しかしどうだ。


同窓会の時に不安で仕掛けた追跡と盗聴アプリが発動しない上、電話にかけてもメールやメッセージを送っても出やしなければ返信がない。


家出だからと言って徹底している…？


いや、それでもだ。
言っては何だが、俺の恋人はそう言ったことに頭が回るほど有能ではない。


だとしたら…電池切れ？
電源を切った？


だからこうして違法作業までしようと取り掛かって居るが…



不安、焦り、恐怖。



風見の言いたいことはわかる。



わかるが。




「…無事でいてくれよ」



【もしもの話】。


が、頭から離れない。





──── 俺が仕事を教えないから。
彼女は家出をしています。

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