── ページ25
─── 酒は沢山飲んだ。
あまり飲まない種類まで飲んだ。
…なのに!
「何故こうなった!?」
私の場合、記憶は残る派だ。
昨日の出来事すら鮮明に覚えて居る。
零が漸く仕事が一段落し、
酒を買いに行って。
──── 飲みまくった。
結果、呑ませてやろうと思ったらそれを逆手に取られて呑ませられた。
解せぬ。
しかも見事に私が酔って、
夜の営みをやばい方法で誘った気がする。
記憶が曖昧なんじゃない、やばい部分を伏せたいんだ。
あんな、ハニトラみたいな…。
隣では昨日の私が激しかったせいでぐったりと寝ている零がいる。
ま、まぁ。
どう足掻いても寝ていなかったみたい、と私は思っていたので、寝てくれて何よりだが。
……男の人をぐったりとさせる私の襲う時の激しさよ…?
いや、だって。
…あそこまで飲んだことなかったし。
ヘタレを演じてた時の零を襲ってたのは私だし…………
……アッ…、もう、恥ずかしい。
418人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜花(プロフ) - 序章の最後の文、わた ってなってますよ (2020年5月16日 10時) (レス) id: 6ec563add7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天高 星 | 作成日時:2018年7月3日 9時