今日:2 hit、昨日:16 hit、合計:200,434 hit
小｜中｜大
── ページ3
突然だが、同棲している降谷零は料理が上手だ。
私は壊滅的だと周りからよく言われる。
見た目はいいのだが、味が…なんとやら。
「A、悪いが夕飯作ってくれないか？」
「え？」
珍しく、彼がそんなことを言って来た。
「…どうしたの？」
「仕事。今日までの書類があるんだ」
「…へえ…」
なんだかんだ、零が今まで仕事で家事を断るなんてことなかった。
今回が初めてだ。
そんなに大事な書類なのかな？
そもそも何やってるんだろ。
「あ、で…でもね、零…」
「ん？」
「私、あの…料理……」
「………」
私が言葉を濁らした理由を悟ってか否か、零はふっ…と笑った。
「構わない。Aが作ってくれた、それが食べたい」
「う…うん！」
ヘタレの時とは違い、こっちはこっちで好きだ。
前の時の零には申し訳ないけど、こっちの方が自然体っぽくって好き。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 418人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜花(プロフ) - 序章の最後の文、わた ってなってますよ (2020年5月16日 10時) (
レス) id: 6ec563add7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天高 星 | 作成日時：2018年7月3日 9時
