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「それで?」
愛車であるRX-7に乗り込んで風見に続きを言うように促す。
インカムに変えて、シートベルトをしながら。
【実は、立て篭もりをし始めまして…】
「ちょっと待て。統括から先程俺の携帯に連絡が来たんだが、何故お前らが知っている?」
【えっ。私も統括からこちらも連絡が来て、降谷さんが手を離せない状態なので統括から伝言指示を…はっ…!?】
「…風見」
【…っす…、すみませ】
「…年下が年上に指示を出すのは気にくわないだろうが、統括の名前を使うな」
【え……】
「俺が嫌いな統括を出しとけば少しでも勝てると思ったんだろう?残念だがそんな下らないことで挑発されるほど俺も安くはない。お前が俺を気に食わないのならそれで構わない。
ただ、統括を使うな。仮にも警察庁より上の存在だぞ」
【…すみません】
「…はぁ。お前は次会った時説教だな。こうなることくらい、予想はしてなかったのか?」
【…してました】
「馬鹿だな、お前も。まぁいいさ。今度ゆっくりメシでも食いに行こう。お前とは部下にしたものの全然喋ってないからな。少し喋る時間が必要だ」
【…わかりました】
「さ。改めて聞くぞ。現状は?」
──── 【… … …】
【居酒屋、○○店にて犯人が逃げ込み立てこもりを起こして居ます】
「居酒屋○○……って、」
【…降谷さん?】
「悪い風見、俺は先に現場に向かう。後からでいいからお前も来い」
【えっ!?ちょ、降谷さっ】
──── Aが行っている居酒屋の名前…。
その店がこの土地に何軒もあればこんなに焦る必要はないが、珍しい名前で調べてみたらここら辺ではたったの一軒…。
なら犯人が立てこもってるのは…。
「全く…不運が続かれちゃたまんないって…」
──── 頼む、何も…
何も起こらないでくれよ。
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桜花(プロフ) - 序章の最後の文、わた ってなってますよ (2020年5月16日 10時) (レス) id: 6ec563add7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天高 星 | 作成日時:2018年7月3日 9時