100. 再会 ページ20
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「あ…あのね櫻井さん」
「ん?なにーAちゃん♡」
ちゃんの部分はトーンがあがった。
「うわ、気持ち悪いよ;」
「なんて失礼なんだ!いや、確かにさっきの俺気持ち悪かったなww」
「うん、気持ち悪かった…気持ち悪かった」
「うるせえよ2回も言うなw」
櫻井さんはAにデコピンした。
「いったぁ!もう…!」
「アハハハw 赤くなってるな〜おでこw」
前髪をかき分けてみると赤い。間近で見ている。Aは意識してしまう。
「顔近いよ…/」
「いいだろ…近くで見たい。で、なに?」
「う、ん……さっきその、大事な人って言ってたよね…?それってその…私の事…?」
「KASUMIに言ったことか。そうだよ、お前は俺の大事な人…」
「どういう意味なの…?」
「……」
櫻井さんが口を開こうとしたとき…
「A…?」
「………?」
名前を呼ばれそちらを見ると…
「俺だよ」
「え…もしかして、諒くん?」
「そう、久しぶり」
(こいつがAの元カレ…?イケメンじゃねえか…やっぱり告白なんて無理だ)
櫻井さんはAから離れ、一定の距離を保つ。元カレを目の前で見てやはり自信を失くした。
「びっくりしたー。諒くん変わらないね!いや…よりカッコよくなったw」
諒「さんきゅ。Aもすごく可愛くて美人だよ」
「ありがとうw」
諒「え…もしかして隣の人、櫻井孝宏さん?」
「うん、そうなの!」
諒「うわぁ〜こんなとこで会えるとは!FFVII大好きなんだ!」
クラウド役の櫻井さんに会えて嬉しいらしい。
櫻「どうも、櫻井孝宏です。Aの同僚です」
櫻井さんは軽く挨拶をする。複雑な気持ちであった。
諒「前川諒(まえかわ りょう)です。Aとは学生時代に付き合ってて」
櫻「Aから聞いてるよ、すごい男前だね」
諒「ありがとうございます(笑)櫻井さんも背が高くてカッコいいですね!いやぁ〜会えて光栄です!」
「よかったね諒くん(笑)」
諒「うん!あ、よかったらサイン下さい!」
櫻「いいよw」
ノートにサインしてもらった。
諒「ありがとうございます!!家宝にしよう!」
櫻「アハハハw 大袈裟なw」
諒「いやいやマジですからっ」
「諒くん、あれから彼女できたの?」
諒「いや、Aと別れてからは誰とも付き合ってない」
「告白はかなりされてるでしょう?w」
諒「まあね…でもお前以上にいい女はいない」
「えー?w」
櫻(やっぱそうだよな…)
櫻井さんはなんとなく分かる。彼がまだ彼女に未練があるのだろうと。
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touko..(プロフ) - momoiroさん» コメント嬉しいです(*^^)文才に関してはかなり未熟だと思いますがそう言って頂きとても励みになります!momoiroさんの櫻井さんの小説読みました!とても面白いです。私も結婚まで書けるよう頑張りたいと思います(≧∇≦)ありがとうございます! (2020年11月6日 20時) (レス) id: 0746682550 (このIDを非表示/違反報告)
momoiro(プロフ) - お疲れ様でした!同じく占ツク作者として文才に憧れますしこっそり応援してました笑続編も楽しみにしてます^ ^ (2020年11月6日 19時) (レス) id: 7a46325135 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:touko. | 作成日時:2020年10月21日 22時