04.陵南高校での生活《仙道彰》 (ページ41)

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「あなたに触れたときの感触は…まだ鮮明に憶えてますから」

「やだ…恥ずかしいこと言わないで…/」

「Aさん、本当かわいい…こっち、向いて？」

「…なに？」

「………」

chu…)

「！？っこ、こら…！何を…っ/」

仙道「(笑」

田岡「ど、どうした月島!?」

前に座ってる田岡がAの大きい声に驚いていた。仙道がAの頬にキスしてきた為。

「な、何でもありません！」

田岡「そうか…？静かにな；」

「すみません」

田岡は目を瞑り、再び腕を組んで寝た。

「もうっ…なにするのっ」

「すみません、かわいかったから…したくなっちゃいました(笑」

「びっくりしたわよ…調子に乗らないでよ；」

「あはは、そうですね。調子に乗りました」

その様子を三田は見ていた。

(あいつ…今、月島の頬にキスしてた。そんな仲にまで進展してるのか…？)

三田はモヤモヤしていた。まだAが気になるのだ。もちろん仙道とAの間にハプニングがあって、Bまでいっているということは知らない。

そして、Aはウトウトし始めて2分後に眠ってしまった。三田はまたも見る。

(Aさん、静かだな…)

仙道はAの顔を覗く。寝ていることに気づいた

(かわいい寝顔だな…ほんとに愛しい)

優しく髪を撫で、今度は額に口づけた。

(あいつ…またしやがった！ちくしょう…)

三田は拳を強く握りしめていた。

「くあ……」

仙道はあくびをした。

(俺も寝よう…)

Aを起こさないように引きよせ、寄り添い眠るのたった。

越野「もうなんか…付き合ってるんじゃねえか？あの二人」

福田「……良いカップル」

二人の様子を、一緒に座ってた越野と福田も見ていた。

三田「お前ら、あいつらは付き合ってねえだろ。仙道の一方的なアプローチだろうが」

福田「…月島さんは…満更でもない……」

三田「は！？」

福田「俺は…そう…思います……」

三田「……」

確かに月島Aという子は、その辺の女子と違ってキャーキャー言わず、固くガードしてきたので変な噂もない。そんな彼女は仙道が触れると、なぜか拒否することはあまりなかった。

もしかしたら…

彼女は仙道のことが好きなのかもしれない

福田の言葉でなんとなくそう思ってきた。