04.陵南高校での生活《仙道彰》 (ページ18)

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最終日ページ18

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合同合宿最終日…

「みんな、気合いよ！ファイトｯ」

「「「おう！」」」

ｷｭｯｷｭｯ)

相川「三田、1週間世話になったな」

三田「ああ、インターハイでは対戦出来るといいな」

相川「だな。しかしお前んとこの仙道はすげえな。1年であんなに点を獲るとは…」

三田「いやぁ、それほどでもな(笑)だが諸星もすごいじゃないか」

相川「あいつはまだまださ。もっと鍛えないとな」

三田「もともと俺がエースだったんだが…仙道と1on1をしたとき、完敗だった」

相川「あいつ、47点獲ったらしいな」

三田「たいしたもんだよ」

キャプテン同士の会話。仙道たちは一生懸命練習している。

「陵南ファイトー！！」

相川「あのマネージャー、月島だっけな」

三田「ああ、可愛いだろ？」

相川「そうだな、可愛いし真面目だ。仙道は月島を好きなんだろ？」

三田「は？」

相川「湯村が言ってた。お似合いだって」

三田「……」

相川「俺もお似合いだと思う。仙道からアプローチしてるみたいだしな」

相川も仙道の方からアプローチしているのだろうと分かったようだ。三田は面白くない。

仙道はAにタオルとドリンクくださいと言っていた。渡すと笑顔で受け取る。

「仙道くんかなり汗だくね」

「ええ、最終日なのでそれなりに練習してますよ」

「インターハイまであと2週間だし、気合い入るわね」

「ですね(笑」

仙道はスポーツドリンクを飲み干した。

「よし、もうひと頑張りしてこーいっ」

そう言い、Aは仙道の背中をポンと叩いた。

「はい(笑。(ほんとにかわいいな)」

その様子を相川と三田は見ていた。

相川「ほらな、もう仙道は月島にベタぼれなのが分かるな」

三田「そ、そうだな…」

相川(こいつ、もしかして好きだったりするのか…？)

三田の態度でなんとなくそう感じた。