消灯時間 ページ17
.
「もう戻ろうか、仙道くん」
「そうですね。一緒に寝ますか」ﾆｺｯ
「だから寝ないってば…/」
「えー」
「えーじゃないよっ」
「照れてますよね？かわいいなぁ〜」
「う、うるさい/」
Aは照れており、そそくさと部屋に戻った。
＊＊＊
22時…消灯時間である。
三田「みんな、明日で愛和との合宿は終わりだ。最後まで気合い入れて練習するぞ！」
「「「はい！」」」
三田「ではおやすみ」
「「「おやすみなさい」」」
午前2時…
相変わらず魚住はいびきがうるさかった。
魚住「ぐがぁ〜、ふごぉ〜、ぐぁぁ〜」
(もお…魚住くんうるさいなぁ；よくみんな起きないわね)
Aは目が覚め、上半身を起こした。
「Aさん」
「仙道くん…？」
「また魚住さんのいびきで目が覚めました」
「私もなのよ；まあそれも今日で終わりだけれど」
「やっぱり…一緒に寝ませんか？」
「えっ!?」
仙道からの誘いだ
「俺がとなりで寝て、Aさんの耳を塞いであげますから」
「塞ぐって…」
「抱きしめて…です。舌で塞いでもいいですけど(笑」
「そ、それはいいっ/」
「はは(笑。いいですか？Aさん」
「でも…」
「ん？」
「みんな寝てるのよ…朝起きたら冷やかされそう」
二人きりなら良いということである。仙道は立ち上がり、Aの布団に入る。
「ちょっと…」
「大丈夫ですよ(笑。三田さんだけでしょうね騒ぐのは」
「え…」
「ということで、寝ますよ」ﾆｺｯ
Aの肩に触れて上半身を寝かせた。
「何もしないでね」
「もちろん(笑」
仙道はAを自分の方に向かせて抱きしめた。すると魚住のいびきは聴こえにくくはなったが仙道の鼓動は聴こえる。
(仙道くんの鼓動はいつも速い…)
(Aさん…大好きですよ)
「おやすみなさい」
「おやすみ…仙道くん…」
二人は目を瞑って眠りについた。
次の日、案の定三田だけが騒いでいたらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：touko. | 作成日時：2022年10月19日 23時
