04.陵南高校での生活《仙道彰》 (ページ13)

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「捜すの苦労しましたけど、意外と愛和から近くのところに居たんですね」

「うん。お昼ご飯奢ってもらったのよ」

「そうでしたか。Aさん…俺、湯村さんに告白されました」

「ウソ…本当に？」

ｽﾞｷｯ…)

(え…なに…)

「はい、でも断りました」

告白されたと聞き、Aはなぜかズキっと胸が傷んだが、断ったと聞いて少し安心した気持ちになった。

「そ、そうなんだ。三田さんとキスしてたけど…やっぱり仙道くんのこと好きだったのね」

「それは俺も言及しましたよ。流されてしたって言ってました。それ以上のことも」

「そうだったの…」

「だから流されちゃダメだろ、軽いって思われるぞって言いました」

「まあ確かに会ったばかりの男と寝るのは良くないわ」

「俺はAさんと寝たいな…(笑」

「なっ…！/」

ﾊﾞｼｨｯ)

「∑いて。冗談ですよw」

背中を思い切り叩かれ、めちゃ痛そうだった

「冗談言わないで！もう戻るわよっ」

「じゃあ手を繋ぎましょう」

「い、嫌よっ/」

「なんで？いいじゃないですか(笑」

「恋人じゃないんだから……」

「触れていたいから。だめですか？」

「………」

Aはどうしていいか分からなかった。

「Aさん、俺が湯村さんに告白されたって聞いたとき、どう思いましたか？」

「そ、れは…別に…」

「そうですか…」

ｷﾞｭ…)

仙道は手を握る。Aは離そうとはせず、受け入れた。

「…愛和に着いたら、離してよ？仙道くん」

「はい(笑」

「本当に…困った子ね」

「すみません、こう見えて独占欲強いんですよね(笑」

「独占欲って…もう…/」

Aは照れてしまった。

「ほんと、かわいいですよ…」

「し、知らない…っ/(やだもう…ドキドキし過ぎ…/)」

Aは内心ドキドキしていた。仙道が気になることは間違いないようであった。