氷帝学園の日常3［跡部景吾］ (ページ9)

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Hyotei･43 ページ9

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「A、跡部くん見てるよ」

「え…？」

「ほら、体育館で笹木くんたちと一緒にいる」

「ほ、ほんとだわ」

すると今山と笹木が手を振ってきた。

「今山くんと笹木くんが手を振ってる！返してあげなよA(笑」

「そうだね」

Aはニコニコして、ブンブン振った。

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今「振り返してくれたぞ！めちゃ笑顔で！」

笹「可愛いなぁ〜/」

跡「………」

笹「おい跡部…？どうしたんだよ」

笹木の問いかけを無視し、

跡(似合ってるぜ)

(……！/)

唇の動きで何を言ったかAは理解した

跡「フ…お前ら、あいつのこと好きなのか」

跡部は鼻で笑いながらAを好きなのか問う。

笹「好きだぜ。けど水無月のこと他のクラスでも狙ってる奴結構いるからな」

今「俺らにとっちゃ、憧れのクラスメイトさ。ライバルは多いんだ」

跡「そうだろうな。Aは世界中の誰よりもいい女だ」

今「跡部…まさかお前も好きなのかよ？」

笹「女はどうでもいいって言ってただろ？」

二人は跡部の発言に少し驚いてる。

跡「A以外は眼中にねえ。あいつさえ居ればいい…」

今「マジかよ；そんなん勝ち目ねえじゃんか」

笹「いや、分かんねーよ？水無月は跡部とあんま話さねえじゃん。気はないだろうよ」

跡「確かにあんまり話さねえ、教室ではな。二人きりの時は結構話すぜ。あいつの弁当も食ったし、デートもした」

今･笹「「ええ〜っ！？」」

教「今山！笹木！跡部！なにやってんだっ、私語は慎め！！」

「「「すいません」」」

3人は怒られた。

跡「てめえらがデカい声だしやがるから俺まで怒られただろうが」

今「だってびっくりするだろ。デートしたなんてよ」

笹「どこ行ったんだよ」

跡「俺様のヘリコプターで街を飛んだ。かなり喜んでたな」

金持ちは違うねぇと二人は口を揃えて言うのだった。跡部はもう一度Aの方を見た。するとAも見ていた。

(嘘…跡部またこっち見てる…/)

(顔が赤く見えるが…気のせいか…)

まだ意識されていることに気づいてなかった。