氷帝学園の日常3［跡部景吾］ (ページ16)

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Birthday（Momo）･01 ページ16

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7月22日金曜日。終業式を終え夏休みに突入した。通知表も貰った。Aは体育，数学，技術(家庭)，英語，理科は5であった。かなり良い成績である。国語は4，社会は3である。

ちなみに跡部は常にオール5である。

「じゃあねA！夏休み連絡するからっ」

「りょーかい、またね里桜っ」

里桜と別れ、Aは昇降口に行く。すると、

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ)

(あら？LINEだわ。………リョーマくんからだ)

越前リョーマ
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A先輩、今ヒマ?
11:20

ええ、ヒマだけど…もしかしてカルピン見せてくれるの❓✨
既読
11:22

違う。明日さ、桃先輩の誕生日なんだよね。今からプレゼント買いに行くんだけど、何がいいか分からないから一緒に選んでくんない?
11:25

(へぇ、明日桃ちゃん誕生日なのか)

誕生日プレゼントを一緒に選んで欲しいという越前からのLINEだった。

いいよ✨じゃあ今から会おっか😄
既読
11:26

ども。ストリートテニスで待ってる
11:27

OK(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ(スタンプですw)
既読
11:27

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「おう、Aじゃねえか」

「宍戸！今から部活？」

「いや、今日はオフだぜ」

「あらそうなの？」

「ああ、俺は長太郎と自主練する。飯食ってからな」

昇降口で宍戸と会った。今日第4金曜なので部活はオフらしい。

「ほんと仲良しよね、宍戸と鳳くんは」

「仲良しっつーか、ダブルスのペアだからよ。一緒に練習してるだけだぜw まあでもあいつは良い後輩だな」

「フフフw」

「なあ、よかったらお前も一緒にどうだ？ファミレス行くんだけどよ」

「行きたいけどごめん、リョーマくんと待ち合わせしてるのよ」

すると宍戸は驚いた顔を見せた。

「リョーマって…青学の越前のことか？」

「ええ、そうだけど…なによ？驚いた顔しちゃって」

「いや、越前とデートするんだなと思ってよ。それに名前で呼んでっから…まさか、」

宍戸は勘違いしているようだ。

「言っとくけど付き合ってないわよ；明日桃城くんの誕生日なんだって。何買ったらいいか分からないから一緒にプレゼント選んで欲しいんだってさ」

「なんだそういうことかよ。へー、桃城誕生日なのか」

「何が良いと思う？実は私もさっきから悩んでてさ。なにあげたらいいか」

宍戸は顎に手を添えて考えた。